『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』PS5/Xbox Series Xのローンチタイトルとして発表。 バージルの追加やレイトレーシングに対応
カプコンは9月17日、『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』をPlayStation 5/Xbox Series X向けに発表した。ダウンロード版については、両次世代コンソールのローンチタイトルとして発売され、価格は4536円(税別)。
本作は、2019年にPS4/Xbox One/PC向けに発売された『デビル メイ クライ 5』に追加要素を加えたバージョンだ。オリジナル版でのゲームプレイを真の次世代体験へと向上させると共に、ファンが求めていたコンテンツを届けることを目標にして制作されたという。
『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』における次世代へのアップグレードとしては、まず「レイトレーシング」への対応が挙げられる。本作のプロデューサーMatt Walker氏は米国PlayStation.Blogにて、カプコンのゲームエンジンチームはPS5の開発機を受け取った際に、この新たな機能に着目したとコメント。従来はアーティストの手によって作られていた光の反射表現などが、PS5のパワーによってよりリアルな光や映り込みのリアルタイム描写が可能となり、同時に影の表現もリアルさを増す結果になったとのこと。なお、レイトレーシングはXbox Series Xも対応しているが、こちらは発売後のアップデートで対応予定である。
本作でレイトレーシングを有効にした場合は、解像度優先の4K/30fpsもしくはフレームレート優先の1080p/60fpsの2種類のモードから選択してプレイできる。さらに、これとは別にハイフレームレートモードも用意。レイトレーシングは無効となるが、最大120fpsというこれまでのコンソールでは不可能だったフレームレートを実現するモードだ。もちろん、対応するモニタが必要となる。
このほか、内蔵SSDによるロード時間の短縮や、3Dオーディオもサポート。またPS5版ではDualSenseコントローラーの機能への対応もおこなう。DualSenseについては、たとえばネロのイクシードの発動時にエンジンの振動を感じるなど、武器ごとにハプティックフィードバックを得られるとのこと。
コンテンツ面でのアップグレードについては、まず「TURBOモード」がある。これはゲームスピードを1.2倍にするモードで、かつて『デビル メイ クライ 3 スペシャルエディション』にも用意されていた。もともとは『ストリートファイターII’ TURBO』から影響を受けて導入した機能だそうで、よりハイスピードなスタイリッシュアクションを楽しめる。
次に「レジェンダリーダークナイトモード」。通常モードよりもさらに大量の悪魔が登場する新たな高難易度モードだ。ビジュアルクオリティを維持したまま悪魔の群れを描画することは、次世代コンソールのパワーがあってこそとのこと。
そして、ダンテの双子の兄であるバージルがプレイヤーキャラとなる「バージルモード」も収録。次元斬などバージルならではのアクションを、ストーリーモードだけでなくブラッディパレスでも堪能できる。このほかオリジナル版の「デラックスエディションアップグレード」や「EXカラーパック」も最初から収録。『ロックマン』のロックバスターなどを使用可能だ。
『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』はPS5/Xbox Series X向けに、ローンチタイトルとして発売予定(ダウンロード版)。PS5は11月12日、Xbox Series Xは11月10日発売予定である(Xbox Series Sも同時発売されるが、こちらへの対応は不明)。
なお上述の「バージルモード」については、PS4/Xbox One/PC版にも追加DLCとして配信予定となっている。価格は455円(税別)。また、PS4/Xbox One版は後方互換機能によりPS5/Xbox Series X上でもプレイ可能となる予定。ただし、この場合は今回発表された追加様子は適用されない。
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