AMDは9月15日、新世代GPU「Radeon RX 6000」シリーズの画像を公開した。さらに『フォートナイト』クリエイティブモードでは、「Radeon RX 6000」シリーズを再現したAMD公式のマップが登場した。最新式のGPUをじっくりと眺めることができる。
「Radeon RX 6000」シリーズは、AMDが10月28日に発表する予定の新世代GPUだ。消費電力の効率化や、AMD製品では初のリアルタイムレイトレーシングへの対応が期待されている。NVIDIA の GeForce RTX 2080 Tiを上回る性能になるとも言われているGPUだ。さらに現行のアーキテクチャ「RDNA」の第2世代となる、「RDNA 2」を採用していることも公表されている。こちらはPlayStation 5やXbox Series XのGPUにも採用されている設計規格だ。
『フォートナイト』クリエイティブモードへ登場した「Radeon RX 6000」シリーズのグラフィックボードを鑑賞してみた。全長100メートル、横幅が50メートルはありそうな巨大な作品だ。近年グラフィックボードのサイズは大きくなる一方だが、その中でも特大といえるだろう。上部には3つのファンが搭載されていて、なかなか格好良いデザイン。 モニター出力の端子にはHDMIが1つとDisplayPortが2つ、さらにUSB Type-Cが1つ確認できる。PCI Express補助電源コネクタは、8ピンが2つという構成だ。底面には強度や冷却効率を高めるバックプレートが付いている。
グラフィックボードを鑑賞するには、クリエイティブハブでクリエイティブコード「8651-9841-1639」を入力する。するとAMDの用意した「AMD MATCHING HUB」へ行けるはずだ。さらに部屋の左端の「AMD Radeon RX 6000 Series 」と書いてあるコーナーへインタラクトすれば、空中に最新のグラフィックスボードが浮かぶマップへ行くことが可能。または「5877-8461-8283」を入力して直接訪れることもできる。この島では2回ジャンプすると空中を飛行できる仕様だ。縦横自由に移動できるので、好きな角度からグラフィックボードを鑑賞できる。
最新式のGPUを『フォートナイト』で再現したのはMakaMakes氏。『フォートナイト』クリエイティブで作品を発表しているYouTuberだ。MakaMakes氏は美しい街並みや、「スター・ウォーズ」シリーズに登場する宇宙戦艦など巨大構造物も作品として発表している。今回AMD最新式のGPUの再現を任されたのも、とにかくスケールの大きい作品を制作する職人的な技術を見込まれたからではないだろうか。ぜひとも自分の目で実際に作品を確かめていただきたい。
※MakaMakes氏による作品