IKEAがASUSのゲーミングブランドROGとコラボ。家庭に美しく溶け込む「ゲーミング家具」を2021年に販売へ

スウェーデン発祥の家具販売店IKEAは9月14日、台湾のPCメーカーASUSのゲーミングブランドRepublic of Gamers(ROG)との提携し、ゲーミング家具およびアクセサリを製作し、2021年から販売するとした。

スウェーデン発祥の家具販売店IKEAは9月14日、台湾のPCメーカーASUSのゲーミングブランドRepublic of Gamers(ROG)との提携を発表。両社のコラボレーションによるゲーミング家具およびアクセサリを製作し、2021年から販売するとした。

IKEAは、世界中でゲーム市場が急拡大しプレイヤーも増加しているなか、ゲーマー向けの生活家具という視点は見落とされてきたとし、2019年からゲーム業界への進出の機会を伺ってきた。これまでにUNYQやArea Academyといった企業・団体と提携しプロトタイプ製作を進めており、次なるステップとして今回のROGとのコラボレーションに至ったという。

IKEAとROGが手がけるゲーミング家具は、上海にあるIKEAの製品開発センターにて開発中。両社のデザイナーやエンジニアが集結し、プロ選手を含む上海在住のゲーマーと一緒にワークショップを重ねているところだという。その中では、ゲーマーは生活家具に何を求めるのか、家庭でのクオリティの高いゲーム体験を支えるためには何が必要なのかを模索。そうして、ゲームのパフォーマンスを引き上げることのできる、人間工学に基づいたゲーミング家具およびアクセサリを製作するとしている。また、手頃な価格であることや、家の中に美しく溶け込むデザインであることも目指しているとのこと。


IKEAのワークスペース担当グローバルビジネスリーダーEwa Rychert氏は、ゲームは個人の精神的健康や幸福度を引き上げることに役立ち、またチームワークやコミュニケーションによる問題解決スキルの向上にも繋がると指摘。今回製作するゲーミング家具が、そうしたゲームの利点を家庭での生活に取り入れる一助となることを望むとしている。また、ASUSのゲーミングギア・アクセサリビジネス担当ゼネラルマネジャーKris Huang氏は、ROGを通じてゲームコミュニティへの深い理解があると自負。IKEAとの相乗効果によって、自宅での快適なゲーミングスペースの構築ができればと期待を述べている。

現時点では、両社が製作するゲーミング家具というのはどのような姿になるのか、具体的なデザインは示されていない。ただ、IKEAというと北欧スタイルを中心としたオシャレな家具が特徴。これまでのゲーミング用の家具というとメカメカしいイメージがつきまとうが、家の中に美しく溶け込むデザインを目指しているとのことで、どのような製品として展開するのか注目である。また、価格を抑えるとしている点も嬉しいポイントだろう。

IKEAとROGのコラボによるゲーミング家具は約30製品をラインナップし、まずは中国国内にて2021年2月に販売開始。そして同年10月からほかの市場にも展開していく計画だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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