『クラッシュ・バンディクー 4 とんでもマルチバース』ゲームプレイを変化させる各種要素が披露。ディンゴダイルもプレイアブルに

『クラッシュ・バンディクー 4 とんでもマルチバース』ゲームプレイを変化させる各種要素が披露。クラッシュ、ココ、ネオ・コルテックスのほか、ディンゴダイルもプレイアブルに。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは8月7日、PlayStationプラットフォームの新情報発表・動画イベント「State of Play」を放送。この中で、『クラッシュ・バンディクー 4 とんでもマルチバース』の最新情報を公開した。

本作は、1998年に発売された『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』のその後の物語を描く新たな続編だ。ネオ・コルテックスとDr. エヌ・トロピーが次元間の刑務所から脱走し、あらゆる次元の征服を企んでおり、主人公クラッシュとその妹ココが立ち向かう。


今回の放送では、シリーズ1作目の最初のステージであった「めざめのビーチ」が、本作においても導入部分としてプレイ可能であることが明らかに。ビジュアルはもちろん、ゲーム性も変化しているという。また、たとえば『クラッシュ・バンディクー3』のバイクステージにてクラッシュがバイカージャケットに着替えるなど、クラッシュはゲーム内でさまざまな衣装を着てきたこともシリーズの特徴。本作においては同要素を拡大し、ゲーム内で獲得できるスキンを大量に用意して、着せ替えてプレイできるとのこと。なお、スキンは見た目だけを変え、能力には影響しない。また、課金要素ではなく、チャレンジの達成やステージ内のジェムを獲得することで入手できるそうだ。


本作においては、『クラッシュ・バンディクー』シリーズならではの緊張感あるプラットフォームアクションや、視点移動のメカニクスなどを用意。さらに新たな要素も導入している。たとえばウォールランやロープスイング、レールグラインド、ジップラインといったアクションが可能なエリアが登場する。

さらに、「クアンタム・マスク」の存在も挙げられる。クアンタム・マスクには4つの種類があり、ステージ内の特定のエリアにて利用可能。たとえば「イカイカ」を着用すれば重力を反転させることができ、「カプナワ」では時間の流れを遅くすることが可能。「ラニロリ」は、フェーズシフトによって周囲にあるオブジェクトを出現させたり消したりできる。ステージでは、現実世界の法則を曲げるこうした能力をうまく活用することが求められる。4つ目のクアンタム・マスク「アカーノ」の能力については、今後発表するとのことだ。


本作では、クラッシュでプレイできるステージは、妹ココでもプレイ可能。さらに、ネオ・コルテックスや、前作に登場したボス・ディンゴダイルにてプレイできるステージも存在する。ネオ・コルテックスはブラスターを武器に持ち、敵を足場やジャンプ台に変異させられる。また、クラッシュのような二段ジャンプはできない代わりに空中ダッシュが可能だ。一方のディンゴダイルは、愛用のロケットランチャーにてオブジェクトを吸い寄せたり、空気を吹き出して身体を浮かせたりできるようで、こちらも一味違ったゲームプレイを楽しめそうである。

ステージでは、こうしたキャラクターごとに独自の物語が展開。たとえば、クラッシュにてプレイした際に発生した出来事は、実は同じステージをネオ・コルテックスでプレイした際に引き起こしたことがリンクしていたりする。また、本作でのココは、ストーリー面においてより大きな役割を担っているそうだ。


『クラッシュ・バンディクー』シリーズには、ステージを左右反転させる「ミラーモード」など、ゲームプレイを変化させる要素が存在し、本作ではこれをさらに強化した「Nバーテッド・モード」を用意する。ネオン風のグラフィックに変えたり、真っ白なステージにスピンで色を塗っていったり、あるいは古い映画のようなレトロかつ早送り状態になったり、ステージが完全に水没していたり。同じステージでも、まったく異なるプレイ感覚となるだろう。

クラッシュ・バンディクー 4 とんでもマルチバース』は、PC/PS4/Xbox One向けに10月2日発売予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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