非対称型Co-opストラテジー『DwarfHeim』Steam早期アクセス配信は2020年秋に開始へ。戦闘/建築/生産の役割分担でドワーフを率いる
ノルウェーに拠点を置くPineleaf Studioは7月31日、『DwarfHeim』の早期アクセス配信を2020年秋にSteamにて開始することを発表した。『DwarfHeim』はCo-opでプレイできるRTSであり、各プレイヤーの操作や役割がまったく異なる非対称型の協力プレイが特徴だ。ドワーフのコロニーを建設し、鉱山を採掘し、敵勢力の壊滅を目指す。現在、日本語への対応はなく、英語のみ対応となっている。
『DwarfHeim』のオンラインCo-opモードでは、ドワーフを操作してコロニーを建設/防衛して、敵対するドワーフの拠点を壊滅させることが主な目的となる。故郷を失い散り散りなっていたドワーフたちが再集結し、新たに国を立ち上げかつての名誉を取り戻そうとする。ゲームのメインとなるモードは「Conquest」と呼ばれ、最大3人のプレイヤーで役割分担をしつつ、自分のコロニーの強化を進める。各プレイヤーは戦闘/建築/生産と、できることがまったく異なるクラスを受け持つ。自分だけではゲームを進められないため、味方としっかりコミュニケーションをとる必要がある。
プレイヤーは3つのクラス「Builder」「Miner」「Warrior」から1つを選ぶ。それぞれのクラスは、操作もやるべき仕事の内容もまったく異なるのが特徴。「Warrior」はドワーフの戦士を指揮してトロールや、敵のドワーフと戦闘を行う。「Miner」は鉱山を採掘し、ベルトコンベアで鉱物を運び、工場で製錬する。「Builder」はひたすらドワーフたちの家や防壁を建設し、各ユニットの治療を行うことが役目。「Builder」は防壁の建設に石が必要で、「Miner」は石を採ることができる。一方「Miner」は石を精製するため、木材が必要といった具合にお互いに助け合わなければならない。できることはそれぞれ異なるが、コロニーを強化して生き残るという目的は同じだ。
ゲームモードはメインとなるCo-opモード「Conquest」のほかに、シングルプレイヤーモードも用意。「Survival」ではテンポの早いゲームが展開され、オンラインモードの戦術をチェックするためにも使える。「Sandbox」はより自由度の高いシングルプレイモードで、すべての建築物が最初からアンロックされのびのびとゲームを遊べるはず。「Skirmish」はより難易度の高いシングルプレイが楽しめるようだ。マルチプレイヤーにも同様に「Survival」と「Sandbox」が用意されており、メインである「Conquest」の練習をするのにうってつけのモードだろう。
Steam公式ページでは『DwarfHeim』がインスパイアされたさまざまなゲームが挙げられている。ゲームの基本的なフォーマットはRTSとなっているので、『Age of Empires 2』、『StarCraft 2』といった名作が並ぶ。街をつくってチョークポイントを防壁で守る要素は、『They Are Billions』などから強く影響を受けていそうだ。また『DwarfHeim』は鉱山から鉱石を掘って、ベルトコンベアで素材を運ぶ要素もある。この点は『Factorio』から影響を受けているのかもしれない。
多くの作品から影響を受ける『DwarfHeim』だが、非対称型オンラインCo-op対応のRTSはなかなか珍しく、Pineleaf Studioによれば世界初だという。『DwarfHeim』の早期アクセス配信はSteamにて2020年秋から開始予定だ。