『あつまれ どうぶつの森』でさまざまな「自作花火」が打ち上がる。さみしい夏を彩る、「あつ森」ならではのライブ体験
『あつまれ どうぶつの森』にて夏のアップデート第二弾(更新データVer. 1.4.0)が配信され、さまざまなコンテンツが追加。目玉イベントの「花火大会」が先日開催され、早速盛り上がりを見せているようだ。それぞれのデザインした花火が夜空に打ち上がり、ロマンティックな夜を演出している。
花火大会は、8月の毎週日曜日に開催されるイベントだ。キュートなデザインをつけたしずえさんがお出迎え。当日19時案内所前に住人が集まり、花火が打ち上がり続ける。つねきち屋が屋台を設置。ちょっとした縁日気分も味わえる。住人たちとお祭り気分を楽しむ夏らしいイベントであるが、この花火のギミックが凝らされており、ユーザーはそれぞれの花火大会を楽しんでいるようだ。
花火大会では、プレイヤーはマイデザインに登録している絵柄の花火を打ち上げることができる。自分でデザインした、自作花火を打ち上げられるということだ。案内所前にいるしずえに話しかけることで、打ち上げてほしいデザインを登録。最大10種類の自作花火が登録でき、登録後に順次打ち上げられていく。夜空を彩る花火を、自分の好みのものにできるのだ。早速この機能を用いて、かわいらしい花火が打ち上げられている。住民をモチーフにしたものから、好きなアーティストを宣伝するものまで幅広い。お決まりのごとく、おふざけにて下品な花火を打ち上げるユーザーもいるようだ。
マイデザインは円形にトリミングされるので、円を意識してデザインをつくることが重要。花火は10種類登録でき、順番に打ち上げられていく。10種類のデザインを用意し、前後に関係をもたせ、漫画風にしたり大喜利風にしたりするといった遊び方が今後展開されていくかもしれない。自分の好きなデザインの花火を気軽に打ち上げられるというのは、ゲームならではの楽しみだと言えるだろう。
花火大会を演出するギミックは、マイデザイン花火だけではない。しずえからもらえるひかるハートアクセサリー。いなりくじで手に入る、てもちはなびにおきはなび。シャボンだまにうちわ、そしてふうせん。さまざまなアイテムを、お祭り気分が高まっていく。ユーザー側からも、縁日気分をさらに盛り上げる工夫が考案されている。Twitterユーザーのsnow氏はいかぽっぽなどを作り出しマイデザインを配布。みぃ氏は、輪投げや金魚すくいにりんご飴といったオブジェクトを設置し、夏の夜らしい楽しい雰囲気を演出している。マイデザイン界隈では、花火大会にむけた浴衣デザインが人気。ファッション企業の三松が配布する「ふりふ」ブランドの浴衣を含め、さまざまな種類のデザインの浴衣が配られている。
夏のアップデート第二弾は7月30日に配信された関係で、“時間旅行”系ユーザーは先んじて花火大会を楽しんでいたようだ。しかしながら、8月2日の19時から一斉に花火が打ち上げられ、その体験を他ユーザーと共有することができれば、思い出はかけがえないものとなる。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、全世界の人々が“いつもと違う夏”を経験している。現実の花火大会も中止もしくは縮小開催が強いられている。そんな中で開催された『あつまれ どうぶつの森』の花火大会は、さみしげな夏を彩る、温かいライブイベントになっているだろう。
8月の毎週日曜日開催の花火大会は、あと4度開催される(8/9、8/16、8/23、8/30)。自分なりの方法で、バーチャル花火大会を楽しんでみてほしい。