南極を舞台にするPvPvE FPS『Frostpoint VR: Proving Grounds』VR専用タイトルとして発表。『Wasteland』のinXileが手がける

南極を舞台にするPvPvE FPS『Frostpoint VR: Proving Grounds』VR専用タイトルとして発表。『Frostpoint VR: Proving Grounds』は『Wasteland』のinXileが手がける作品だ。

株式会社Thirdverseは7月30日、チーム対戦型VRファーストパーソンシューティングゲーム『Frostpoint VR: Proving Grounds(フロストポイント ヴィーアール: プルーヴィング グラウンド)』を発表した。VR専用ゲームとして、Oculus Rift・Oculus Rift S・HTC VIVE・Valve Indexヘッドセット向けに、2020年内にグローバル同時リリースする。


『Frostpoint VR: Proving Grounds』は、最大10対10のチームに分かれて複数の拠点を奪い合う、チーム対戦型のVR専用FPSだ。舞台となるのは南極。トレイラーでは入り組んだ構造の施設内部から、奇妙な植物が生える凍える屋外まで、スケール感のある環境が用意されていることがうかがえる。さらに、謎の生命体(クリーチャー)も徘徊しているという。本作では、この幻想的で異世界のような環境をハイクオリティのVRで360度構築しており、プレイヤーは、味方チームと共に廃墟と化した軍事訓練基地の制圧に臨みながら、没入感の高いゲームプレイを体験できる。

武器となる銃火器は12種類以上登場。VR作品である本作では、弾の装填や武器の構え、敵を狙って撃つ動作などをリアルな挙動で表現し、プレイヤーはVR空間の中で自身の手で扱うことになる。トレイラーでは、味方から投げ渡された銃を受け取る様子も見られる。銃に対しては、フラッシュライト・スコープ・グリップ・サプレッサーなど、プレイスタイルに合わせた改造が可能。さらに、拠点を制圧することによって武器や装備をアップグレードしていくこともできるという。


先述したように、この南極には敵チームだけでなくクリーチャーも存在し、トレイラーでは半分生物・半分機械のようなキャラクターが生み出されるシーンが確認できる。本作ではこのクリーチャーも交えたPvPvEのバトルを楽しめる。ゲームモードは複数用意され、マップは4種類収録予定。それぞれの詳細については現時点では伏せられているが、今後情報公開されていくことだろう。

本作の開発を担当するのは、アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くデベロッパーinXile Entertainmentだ。RPG『Wasteland』シリーズの開発元として知られ、VRタイトルとしては『The Mage’s Tale』を2018年に手がけた実績がある。同スタジオは現在はXbox Game Studiosのひとつとしてマイクロソフト傘下にあるが、『Frostpoint VR: Proving Grounds』は何年も携わっているタイトルとしているため、買収以前からの案件のようだ。VR専用タイトルということもあってか、Xbox向けの計画はないとコメントしている。一方の販売元であるThirdverseは、世界初のVRマルチプレイ剣戟アクションゲーム『ソード・オブ・ガルガンチュア』を2019年にリリースした実績を持つ。

Frostpoint VR: Proving Grounds』は、Oculus Rift・Oculus Rift S・HTC VIVE・Valve Indexヘッドセット向けに、2020年内配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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