ミクロなキッズの裏庭サバイバルゲーム『Grounded』Steam/Xbox One/Windows 10にて早期アクセス販売開始
マイクロソフトは7月29日、傘下のデベロッパーObsidian Entertainmentが開発するサバイバル・アドベンチャーゲーム『Grounded』の早期アクセス販売を、SteamおよびXbox One/Windows 10向けに開始した。価格はSteam版が3132円、Xbox One/Windows 10版が3150円。サブスクリプションサービスXbox Game Pass向けにも提供されている。
『Grounded』は、虫のようなサイズに身体が小さくなってしまった子供となり、裏庭を舞台にサバイバルをおこなうゲームだ。ソロあるいは最大4人での協力プレイに対応する。ミクロサイズのプレイヤーにとっては、裏庭に生い茂る植物や転がっている遊具など、あらゆるものが巨大。その中で、草を刈ったり木の実を集めたり、石を砕いたりして食料や資源を集めていく。クラフトシステムが用意されており、道具を作れば資源集めもはかどることだろう。
この世界には、蟻やテントウ虫、クモなどさまざまな昆虫が生息しており、やはりとても巨大な存在として登場する。中には刺激したり巣に立ち入ると攻撃してきたり、近寄っただけで攻撃してくるものも。こうした大きな脅威に立ち向かうためにもクラフトを活用し、武器を作らねばならない。また、植物などを組み合わせて拠点を構築することも、ゲームプレイにおける大きな目標のひとつとなる。
本作では、子供たちが元の大きさの身体に戻って家に帰ることが最終的な目標となっており、NPCのロボット「BURG.L」がガイド役としてプレイヤーの助けとなってくれる。この裏庭には人工的な施設が存在し、それが元の身体に戻るためのカギとなっているようだ。本作にはこの施設をめぐる謎が隠されており、早期アクセスが開始した現時点では、その物語の基礎的な部分のみが実装。開発を進める中で、物語を拡張していく計画となっている。
現時点ではそのほか、クラフトや拠点構築要素、最初の2ティア分の武器・防具、10種類の虫が実装済み。プレイエリアとしては、草地や垣根、霧が立ち込めるエリアの3種類が用意されている。また、近年のマイクロソフトタイトルらしく、アクセシビリティ設定も充実。カラーブラインドモードやテキストサイズの調整、テキストの読み上げ機能、チャットテキストの読み上げ機能やチャットボイスのテキスト化機能などがある。さらに、「クモ恐怖症」の人でも安心してプレイできるように、ゲーム内に登場するクモの姿を段階的に変化させられる機能も用意している(関連記事)。
早期アクセスを開始したばかりの本作については、物語要素の乏しさに不満を述べるプレイヤーも散見されるが、徐々に評価を上げているようで、本稿執筆時点でSteamのユーザーレビューでは70%が好評としている状況。また、一時的ではあるがSteamでは売り上げトップタイトルとなり、Twitchでの視聴者数も上位に位置しており、ゲーマーからの注目度は高いようだ。
『Grounded』は、SteamおよびXbox One/Windows 10向けに早期アクセス配信中。正式リリースについては2021年内を計画。開発を進める中では、物語を完成させ、さらなる虫やクラフトレシピ、プレイエリアなどを追加していく計画となっている。また、コンテンツの充実度合いに合わせて、本作の価格を引き上げていくことも予告されている。開発元へのフィードバックについては、公式Discordサーバーを利用してほしいとのことだ。