ドラマ版「ウィッチャー」主演ヘンリー・カヴィル氏、自作ゲーミングPC組み立てに挑む。ゲラルトも繊細なパーツに大苦戦

ドラマ版「ウィッチャー」主演ヘンリー・カヴィル氏、自作ゲーミングPC組み立てに挑む。ゲラルトも繊細なパーツに大苦戦。同氏がチョイスしたパーツは、CPUがAMDのRyzen 9 3900X、GPUがNVIDIAのGeForce RTX 2080 Tiなど。

ヘンリー・カヴィル氏といえば、映画「マン・オブ・スティール」などでスーパーマンを演じた俳優だ。ゲーマーにとってはドラマ版「ウィッチャー」のゲラルト役といった方が通りがいいかもしれない。このカヴィル氏だが、実は筋金入りのギークとしても知られている。今年の4月には新型コロナ禍の巣ごもり中に「ウォーハンマー」のミニチュアをペイントしている様子をInstagram投稿して話題となった。そして7月16日、またしても“その道の人”らしい動画がポストされ話題となっている。今度カヴィル氏が挑戦するのは、自作ゲーミングPCの組み立てだ。同氏は昨年末、時間と勇気ができたら自作PCを作ってみたいと、NMEとのインタビューにて語っていた(YouTube動画リンク)。半年以上が経ち、ようやく挑戦の時がきたようだ。

動画はまず、同氏が入念にマニュアルを読みこむカットから始まる。PC組み立てはまずマザーボードにCPUを取り付けるところがスタートだ。取扱説明書を読み込み、正しい位置を叩きこんだカヴィル氏はおもむろにCPUをつまみ上げる。「やばい! この金色のピンはかなり繊細。ちゃんとはまるように、優しく取り扱わないと」とのキャプションがカヴィル氏の緊張感を代弁する。


カヴィル氏がチョイスしたAMD製のCPUはコストパフォーマンスの高さが人気を博しているが、Intel製のものと比べるとやや取り付けが難しいといえる。というのもCPUの裏側には端子となるピンがびっしり剥き出しで敷き詰められており、うっかり引っかけて折れてしまえば一巻の終わりだからだ。何度も位置を調整したのち、ようやくピッタリとフィットするように取り付けることができた。

最初の関門を乗り越えてもカヴィル氏の奮闘は続く。クーラーを取り付けたら、パーツをケースに収納して箱の中での作業へ。収まりの悪い冷却用ラジエーターが何度もこぼれてしまう場面が見る者をやきもきさせる。電源ケーブルをどこにしまうか考えあぐねているうちに窓の外はすっかり夜になってしまった。クーラーポンプの線が邪魔しているところに上手くグラフィックボードを取り付けるには……と格闘している間に画面はブラックアウト。動画を撮っていたデバイスの容量が果ててしまったのだ。


あくなき戦いのあげく、なんとかPCは形となった。虹色のライトが光り、モニターとの接続も良好だ。これにて完成……と思いきや、カヴィル氏はある事実に気がついてしまう。クーラーのLED表示が逆さまに取り付けられてしまっているではないか。結局もういちどケースをバラして取り付け直すことになり、この作業を終えるにはもう丸1日を待たなくてはならなかった(「やらなくちゃいけないゲームがあった」ため)。

紆余曲折を経て完成したカヴィル氏のゲーミングPC。動画の最後は「THE END というか本当は、始まりに過ぎない」とのテロップで締めくくられている。コメント欄にはファンからの感想が寄せられ、「息子が第一歩を踏み出した父親の気持ちになりました(20歳ですが)」など涙ぐましい努力に心打たれた人が多数見られる。

https://www.instagram.com/tv/CCs-N1Eh2Z5/?utm_source=ig_web_copy_link


動画から確認できるところによれば、同氏がチョイスしたパーツはCPUがAMDのRyzen 9 3900X、GPUがNVIDIAのGeForce RTX 2080 Tiなど。これまでもInstagramへ積極的に趣味の様子をポストしていたことから、今後はカヴィル氏が自作PCでゲームに興じる姿なども拝めるかもしれない。注目していきたいところだ。

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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