描写距離「4K」で見る『Minecraft』の世界
PC版『Minecraft』は、 キャラクターが進むごとにチャンク(地形)が無限に自動生成されるため、現行の最新バージョンに世界の果ては存在しない。理論上は『Minecraft』 の世界はどこまで広がってゆくことになる。その広大無辺のワールドを見事に示した描写距離「4K(約4000×2000)」のテストプレイ映像が公開された。
水平方向へ「4K」の世界
YouTubeユーザーJL2579氏が投稿した「Minecraft 4K Render Distance Test」は、『Minecraft Windows 10 Edition』を使用して収録されたテストプレイ映像だ。『Minecraft』では、どこまで世界の端っこが見えるかという「描写距離」をマシンス ペックに合わせて調整することが可能。今回JL2579氏は、本来のオプションには存在しない「4K解像度」の描写距離を独自に設定しテストに挑戦した。
テストは128×128の描写距離から始まり、256×256、512×512、1024×1024、そして2K、4Kと続く。描写距離4Kで描か れる『Minecraft』はまさに別世界で、上空から地球を撮影した写真とはまた異なるおもむきだ。これは球体に近い形をしている地球とは異なり、 『Minecraft』にて生成されるワールドは水平方向に広がってゆくためだと思われる。
なおオリジナルのPC版『Minecraft』の最大描写距離は「32チャンク」で、これはテストでは描写距離「512×512」に相当すると考えられる。海外メディアRock, Paper, Shotgunの 記者Adam Smith氏は、『Minecraft Windows 10 Edition』がオリジナル版のJavaではなく、iOSやAndorido向けの『Minecraft Pocket Edition』と同じC++で構築されていることに着目。恐らくJava版では不可能であった「描写距離の無限化」が、『Windows 10 Edition』では可能なのではないかという推測を導きだしている。
理屈を抜きにしても、描写距離「4K」で見る『Minecraft』はあまりにも雄大であり、美しい。今後JL2579氏はテストプレイ映像をさら に投稿する考えだが、同氏以外にも多数のプレイヤーやモンスターマシンのオーナーたちが『Minecraft』の4Kに挑戦することとなりそうだ。