PC版『グランディアII』最新パッチで4K解像度と60fps戦闘に対応、そのほかスペックにあわせた細かな設定も
GungHo Online Entertainment America(以下、米ガンホー)は、PC版『グランディアII』の最新アップデート(1.03)に関するパッチノートを、Steamの公式フォーラムにて公開した。戦闘シーンが60fpsに対応したほか、影の有無や任意の解像度指定など、スペックにあわせたより自由なカスタマイズが可能になった。開発チームはユーザーからのフィードバックを引き続き募りつつ、さらなるゲーム体験の向上を目指していくとしている。
60fpsになった女王様のドSプレイ
最新アップデート(1.03)では、かねてよりファンからの要望が多かったという戦闘シーンの60fps対応を実現。ゲームランチャーの設定でいつでも従来の30fpsに戻すことも可能だ。また、低スペックの環境でも高解像度と快適なフレームレートが保てるよう、影効果の切り替え機能が追加された。さらに、4Kとウルトラワイド解像度への対応に加えて、任意の解像度へカスタマイズすることも可能になった。ゲーム配信時における負荷軽減やユーザーの環境にあわせた自由な設定を実現している。
そのほか、音響設定には種別ごとにスライダーが設けられたことで、BGM・会話・特殊効果・環境・足あとのボリュームを個別に調整できるようになった。デフォルトの設定にも好みにあわせたバリエーションが加えられている。ゲームパッドの設定では、アナログスティックを使った移動のオン・オフが選択可能。アナログカメラの切り替え機能も追加されたが、こちらはWindows 10におけるXbox One用コントローラーの不具合を修復中のため、一時的に利用できないとのこと。メモリリークやクラッシュに関するバグも修正された。
2000年発売のドリームキャスト冒険活劇『グランディアII』をPC向けにリマスターした『Grandia II Anniversary Edition』は、米ガンホーが今年4月に実施したアンケート結果によって実現したクラシック移植作。日本語音声とゲームパッドの対応に加えて、新たな難易度が追加されている。8月24日にSteamおよびGOG.comで販売を開始した。先日には、原作であるドリームキャスト版のセーブデータがそのまま引き継げることが明らかになっている。今回、60fpsに対応したことで、さらに滑らかになったミレーニア(ドSの小悪魔美少女ヒロイン)のヒールクラッシュ(「コイツが欲しいんだろ? このブタッ!」の台詞とともに敵を踏みつける必殺技)が堪能できるだろう。