『The War of Genesis: Remnants of Gray』Nintendo Switch向けに海外発表。美麗グラフィックで展開される本格ストラテジーRPG
LINE株式会社の傘下にあるパブリッシャーLINE GAMESは6月24日、シミュレーションRPG『The War of Genesis: Remnants of Gray』を発表。あわせて本作のティザー映像を公開した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、2022年の発売が予定されている。
『The War of Genesis: Remnants of Gray』は、韓国発のRPG『The War of Genesis(創世記戦)』シリーズの最新作。ナンバリング作品のリメイクプロジェクト第1弾として開発されており、本作の物語はシリーズ1作目および2作目で描かれたものをベースに展開される。そんな本作の舞台となるのは外宇宙の惑星、アンタリア。この地は25人の超能力者たちによって創られた。やがて彼らは、アンタリアの人々から神々として崇められる存在に。しかし平和な時代も束の間、神々のあいだに対立が発生。世界は分断され、アンタリアの大地は神々の戦争に巻き込まれてしまう。
それから時は流れ、数十万年後の世界。アンタリア大陸は未だ動乱の時代にあった。神々の争いは人類にも対立を引き起こし、いま大陸は2つの勢力によって分断されている。そんな中、ゲイシール帝国の王子であるカールシュタイナーは、幼い頃から戦争にて才覚を発揮。敵勢力との戦いで負傷した父の王位を若くして継承し、帝国を治めている。しかし、彼にはまた別の野望があった。それは混乱に陥る大陸全土を自らの力で統一すること。そこでカールシュタイナーは敵勢力との戦いに備えるべく、帝国7勇士を結成。プレイヤーは物語の中でさまざまな仲間を率いつつ、複数の人物の視点を通じて、壮大な戦いに挑むこととなる。
本作の戦闘には、ターン制のバトルシステムを採用。今回のトレイラーを見る限り、キャラクター操作はスクエア状のマス目に沿っておこなっていくようだ。また広範囲にわたる攻撃を繰り出す様子や、必殺技の発動シーンと思わしきものも映されており、ストラテジー作品として豊富な戦法が用意されていそうだ。そして、戦闘中のモーションやエフェクトにも注目。かなり派手に表現されており、草原や砂漠での戦いに華を添えている。本作の開発にはUnreal Engine 4を用いているとのことで、エンジンの特徴を最大限にまで引き出した豪勢な演出面にも期待したい。
さらに本作にはアドベンチャー要素も取り入れられているようで、トレイラー内では見下ろし視点でキャラクターを操作し、フィールド上の障害物を破壊する様子や、侵略される城塞から脱出するシーンなども確認できる。また、敵との戦闘はシンボルエンカウント方式で開始されるようだ。一方、前述したターン制の戦闘システムや東洋と西欧の文化が融合したような世界観など、過去のナンバリング作品で見られた特徴はしっかり受け継がれている模様。キャラクターも2Dから3Dとなったことでより精細に描かれており、新規プレイヤーがしっかり楽しめるリメイク作品となりそうだ。
『The War of Genesis: Remnants of Gray』を開発するのは、LINE GAMESが抱える韓国のデベロッパーStudio ReG。『The War of Genesis』シリーズ25周年を迎えたことを記念し、今回その一環としてリメイク作品を開発しているという。同シリーズにおいてはこれまで全4作から成るナンバリング作品のほか、スピンオフ作品やMMORPGタイトルとしても展開されてきた。また2018年にはモバイル向け作品として、『The War of Genesis: Battle of Antaria(創世記戦: アンタリアの戦争)』がリリースされており、こちらは現在国内からでも基本プレイ無料でダウンロード可能だ(App Store/Google Play)。
韓国を中心に人気を博したシミュレーションRPGシリーズのリメイク作であり、最新作となる『The War of Genesis: Remnants of Gray』。現時点で国内向けの展開については不明なものの、過去のシリーズ作品はすべて日本向けにも販売されていたことから、期待はもてるだろう。そんな本作は、Nintendo Switch 向けに2022年の発売が予定されている。