メックバトルSRPG『Wolfstride』発表。破門された元ヤクザが地道にバイトし、頂点を決める大会でメックで派手に戦う
パブリッシャーのRaw Furyは6月15日、ブラジルのインディースタジオOTA IMON Studiosが手がけるターン制RPG『Wolfstride』を発表した。対応プラットフォームはPCで、2021年に発売予定。
本作は、巨大メック同士のターン制バトルを楽しめる作品である。主人公は破門された元ヤクザであり、新米メックパイロットのドミニク・シェイド。舞台となるレインシティでは、最高にクールなメックとイかれたパイロットを決める「Ultimate Mech Tournament」と呼ばれる大会が開催されていた。ドミニクは白髪混じりのメカニックとチームを組み、頂点を目指して大会に出場する。
バトルには伝統的なターン制システムが採用され、アクションポイントを消費して攻撃や防御などを指定していく。具体的なバトルの流れについてはまだ多くは明かされていないが、メックの頭・両腕・胴体それぞれにHPらしき数値が表示されているため、部位ごとにダメージを与えていくことができるのだろう。白黒かつアニメ調で描かれるメックや、海外作品ながら攻撃時に「ドカッ」「ヒュン」などと日本語の擬音が飛び出すのが印象的だ。
攻撃にはいくつかの種類が確認でき、たとえば「ノックバック・パンチ」なら敵に20ダメージを与えて、さらに1タイル分ノックバックさせることが可能。クールダウンに必要な数値も設定されている。画面下に表示されているのがそのタイルだろうか。これがタイムラインとなっており、ノックバックさせれば敵の行動順を遅らせることができるという意味かもしれない。そのほかの攻撃には、アクションポイントに加え銃弾を消費するものもあり、より強力な攻撃を繰り出すことができそうだ。
バトルの前後には、ハンガーにてメックの整備をおこなう。ダメージを受けた箇所を修理したり、次のバトルにて使う武器やスキルを追加・アップグレードしたり。そうした整備にはそれぞれコストが設定されているため、プレイスタイルや対戦相手の特徴などを勘案しながら、限られた資金をどのように振り分けるのか判断することになるだろう。
レインシティでの生活も本作のゲームプレイのひとつ。この街は、何もかもが単純だった時代と高度に発展した大都市との狭間のような世界観となっており、プレイヤーはここの住人と出会い交流することができる。その中では、依頼された仕事をこなして報酬を得たり、メックの新たなパーツを製作してもらったりできるようだ。仕事の一例としては、“ネコ洗い”が挙げられている。また、街のどの場所をいつ訪れるかによって、出会える人が変わってくる模様である。
『Wolfstride』は、PC(Steam)向けに2021年発売予定。Steamのストアページによると、本作は日本語表示にも対応予定のようだ。