シリーズ最新作『Fable Legends』はSteam上で配信されず、Lionhead Studiosの主任がTwitter上で明言

2015会計年度Q4にリリース予定のシリーズ最新作『Fable Legends』が、Steam上では配信されないことが明らかとなった。

2015会計年度Q4にリリース予定のシリーズ最新作『Fable Legends』が、Steam上では配信されないことが明らかとなった。Lionhead Studiosの主任Lauran Carter氏が、Twitter上にてファンの質問に答える形でツイートしている。『Fable Legends』はXbox Oneに加えWindows 10向けにもリリースされるタイトルで、海外メディアVG247などを中心に「Windows 10タイトルはMicrosoft Storeでしか配信されないのではないか」という推測が広まっている状況だ。

『Fable』新作はSteamに登場せず

海外のTwitterユーザーEric氏は、「Microsoftの人たちがXboxとWindows 10独占と伝える時は、Steam上には登場しないという意味でいいの?よろしく!」とCarter氏に質問した。これに対しCarter氏は、「あなたの質問のなかに答えはあると思うわ。Windows 10では登場するけどSteamには無い、ごめんね!」と返答してる。

返答のなかのWindows 10が対象OSを指すのか、Windows 10ストア(Microsoft Store)を指しているのかは不鮮明で、その後のファンとのやり取りでも明かにはされていない。またCarter氏の発言はLionheadが開発している『Fable Legends』に限ったもので、ほかのタイトルも同様にSteamで販売されないのかどうかはわからないそうだ。ともかく、『Fable Legends』がSteam上ではリリースされないというのは確かなようである。

Steamでは、初代『Fable』にさまざまなコンテンツを追加した『Fable – The Lost Chapters』が2011年に、また初代『Fable』のHDリマスター版である『Fable Anniversary』が2014年にリリースされている。現在は日本国内からストアページにアクセスできないが、『Fable III』も配信中。一方で『Fablo II』はリリースされていない。

E3 2015にてWindows 10でのリリースが明らかにされた『Gears of War: Ultimate Edition』や『Killer Instinct』、そして今回の『Fable Legends』を筆頭に、昨今Windows 10とXbox Oneのクロスプラットフォームタイトルが増えつつある。いずれもクロスプラットフォームプレイに対応しており、プラットフォームに関係なくユーザーがオンラインマルチプレイヤー上でプレイできるのが魅力だ。また、入力装置における有利不利を無くすため、今後Xbox Oneではマウス&キーボードに対応することもPhil Spencer氏より明らかにされている。

参考記事: Windows 10と連携するXbox One、マウス&キーボード対応はそう遠くない。Xbox事業ボスが伝える

一方で、Windows 10向けにリリースされる作品が、どのような形でユーザーの手元に届くかはまだ不鮮明な状況だ。一例として挙げるなら、『Minecraft: Windows 10 Edition』は、公式FAQによればMicrosoft Store上でしか配信されず、オリジナル版とは異なり公式サイト上では販売されていない。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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