サバイバルFPS『Escape from Tarkov』同接20万人超を記録。最新アップデート後には、5000人以上のチーターをBAN
ロシアのゲーム開発会社Battlestate Gamesは5月31日、サバイバルFPS『Escape from Tarkov』の同時接続者数が20万人を突破したことを海外掲示板redditにて明らかにした。また公式Twitterにて、チート使用者を数千人BANしたとの報告も行っている。
『Escape from Tarkov』では5月29日、パッチ0.12.6.7456が配信。それにともない全プレイヤーのアカウントデータを購入時の状態へ戻す、いわゆるワイプも実施されている。Battlestate GamesのCOOであるNikita Buyanov氏は5月31日、海外掲示板redditで「調子はどうですか?」と題した投稿を行い、今回のパッチへの意見を募った。同時に「皆さんの献身と関心に感謝します。同時接続20万人を突破し、記録を塗り替えました」と、アップデート後のゲームの盛況ぶりについて報告している。
同じ規模の同時接続者数を記録した最近の事例としては、Steam版『レインボーシックス シージ』が2020年3月、19万8000人を突破している(Steam Charts)。YEAR5シーズン1「Void Edge」が配信されるなど、発売5年目にして大きな盛り上がりを見せていた。もちろんこちらはSteam以外にも複数のストアで販売され、PlayStation 4とXbox Oneでも展開しているメジャーなタイトル。あくまでSteam版『レインボーシックス シージ』との数字の比較だ。それでも、ハードコアなFPSとして同時接続者数20万人というのは、記録的な数字と言えるだろう。
さらにBattlestate Gamesはパッチ0.12.6.7456の配信後、6月1日までに数千人のチーターのアカウントをBANしたことを報告している。5月30日の時点でBattlestate Gamesは、アンチチートソフトBattleEyeによって3000人を超えるチーターをBANしたとTwitterに投稿。その後も大規模なBANを立て続けに行っており、5月31日に約1000人(URL)、6月1日にさらに約1500人(URL)のBANが実施された。今後も大規模なBANを行った際にはTwitterで報告していくとのこと。
現在ベータテスト中の『Escape from Tarkov』では、サーバーをリセットした状態でアップデートによる変更をテストする目的で、ワイプが行われることがある。イベント的な側面もあり、初心者がゲームを始めやすく、既存のプレイヤーも新鮮な気分でゲームを遊びなおすことができる。パッチ0.12.6.7456では、フリーマーケットの改善、新アイテムの追加のほか、Valveが提供するSteam Audioのオプションが追加された。物理演算をベースにした音響によって、銃声などの定位感が向上している。年末年始にTwitchにて実況を視聴するとゲーム内アイテムがもらえるキャンペーンで知名度を上げた本作だが、一過性に終わらない人気を獲得しつつあるようだ。