『MGS V: TPP』のオンラインFOBモードは無課金でもプレイ可能、広がる誤解にコナミが改めて説明
【UPDATE 2015/8/26 17:00】 初版にてプロデューサー今泉健一郎氏のTwitter上における発言を取り上げましたが、このコメントはMBコインではなくゲーム内通貨「GMP」に関する入手方法であったとコナミより訂正がありました。それに伴い、MBコインの入手方法に関する記載を修正しています。
また、本作のプロデューサーを務める今泉健一郎氏は、自身のTwitterアカウントで「ゲーム内通貨はシングルキャンペーンモードでミッションをこなすことで稼げます。その他にも方法はありますけどね」と、MBコインの入手方法に関するファンの質問に答えている。
↓
○修正後
またコナミはAUTOMATON編集部に対しメールで、「MBコインはデイリーログインボーナスとして入手できることもある」と伝えている。
コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は、『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』のオンライン要素の一つ、FOB(Forward-Operating-Base)モードが課金ユーザー限定のコンテンツではないことを、海外メディアを中心に流布していた誤解を払拭する形で改めて説明した。レビュー用にメディア各社へ渡されたパッケージはすでに完成した製品版だが、オンラインモード用のサーバーが稼働するローンチ当日まではFOBへのアクセスが制限されているために、今回のような誤解が生じたようだ。
スネーク、基地を買う。
FOBは自分の前線基地を構築して他のプレイヤーと軍事資源を奪い合うオンラインモード。他人の基地に潜入してリソースを奪ったり、逆に侵入者に備えて自陣の警備を強化したりといった対人戦が楽しめる。ゲームプレイをより快適にするための課金オプションも用意されているが、無課金ユーザーでも全ての要素にアクセスできることが、「E3 2015」におけるプレゼンテーションで明らかにされている。
『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』のマイクロトランザクションをめぐる噂は以前からささやかれており、「E3 2015」の開催最中にもFOBモードへのアクセスに関するまことしやかな話が流布していた。今回、発売に先駆けてメディア各社へ配られた製品版をプレイしたGameSpotが、FOBモードにアクセス制限がかけられていると報道。収束していた議題に再び火が付いたが、複数の問い合わせに対してコナミが声明を発表している。
海外メディアPC Gamerが伝えたコナミの回答によると、「GameSpotが『MGS V: TPP』のPVPモードに課金ロックがかけられているとの記事を掲載していますが、全くの事実無根です。FOBモードはローンチ時に完全解禁されます。さらに、同モードに実装予定のマイクロトランザクションはあくまで促進材料として機能するものです。さらなる詳細はリリース時にお伝えします」とのこと。コナミからの指摘を受け、GameSpotは後に記事を訂正するとともに誤解が生じた経緯を詳しく説明している。
それによると、件のオンラインモードがまだ正式に稼働していない現在、FOBにアクセスするとゲーム内通貨のMB(Mother Base)コインでベースを購入するよう求められるという。しかし、本来、最初のベースは無料で開放され、それ以降複数のFOBを管理する場合に限り通貨での購入が必要であるとのこと。また、コナミはAUTOMATON編集部に対しメールで、「MBコインはデイリーログインボーナスとして入手できることもある」と伝えている。
シリーズ初のオープンワールドとなる『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』は、PlayStation 4/PlayStation 3/Xbox One/Xbox 360/PCを対象に、9月1日(国内では9月2日)の発売予定。昨日解禁されたメタスコアは95点で、「疑うべくもなくシリーズの最高傑作」と評されている。また、以前ローンチの延期が発表されたマルチプレイヤー対戦モード『METAL GEAR ONLINE』は、コンソール向けに10月6日、PC向けには2016年1月中の稼働が予定されている。詳細は明かされていないが、これまでにクラス要素の実装やベノムスネークとオセロットの登場が判明している。