『マフィア』公式Twitterアカウントが約2年ぶりにツイート。シリーズに関する何らかの発表の予兆か

2K Gamesのオープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム『Mafia(マフィア)』シリーズの公式Twitterアカウントが、久しぶりにツイートを投稿したとして注目を集めている。

2K Gamesのオープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム『Mafia(マフィア)』シリーズの公式Twitterアカウントが、久しぶりにツイートを投稿したとして注目を集めている。前回の投稿は2018年8月25日だったため、約2年ぶりのツイートである。

投稿されたツイートの内容はというと、ご覧のとおり「Family.」の一言のみである。『マフィア』シリーズにおいて「ファミリー」というと、マフィア組織そのものを指す。これまで3作発売された本シリーズにおいては、サリエリ・ファミリーやヴィンチ・ファミリー、マルカーノ・ファミリーなどが登場。主人公が、ファミリーの一員として認められ組織の中でのし上がっていったり、あるいは敵対するなどの形でミッションや物語が展開していった。

とはいえ、今回のツイートが何を示しているのかは不明。むしろ、この「ファミリー」というつぶやきそのものには特に意味はなく、約2年間もの沈黙をいま破ったこと自体に意味があると見るべきかもしれない。

これまでにも、たとえば『サイバーパンク2077』の公式Twitterアカウントが、2018年1月に約4年ぶりに「*beep*」とだけ投稿し、その年のE3を皮切りに本格的な情報公開を始めた。また今年4月には『Crysis』シリーズの公式Twitterアカウントも、約3年半ぶりに「RECEIVING DATA」と投稿。その数日後に、シリーズ1作目のリマスター版『Crysis Remastered』が発表された(関連記事)。これらの例と同じく、2K Gamesは『マフィア』ファンに向けて、これから何らかのアナウンスをおこなおうとしているのではないだろうか。

もっとも期待されるのは、『マフィア』シリーズの最新作だろう。一方で、今年4月にはこれまでのシリーズ作に関する気になる動きも確認されている。韓国のレーティング機関にて、『Mafia II: Definitive Edition』なるタイトルが審査を通過したとして公表され、さらに台湾では同名タイトルに加え『Mafia III: Definitive Edition』もレーティング審査を通過したことが公表されたのだ。台湾では、両作ともにPC/PS4/Xbox One向けであることも明らかになっている(Gematsu)。

「Definitive Edition」というと、ゲーム本編に加えてDLCをすべて収録した完全版を指す場合が多く、『Mafia II』と『Mafia III』も同様の形で再リリースとなるのかもしれない。また、『Mafia II』に関してはPS3/Xbox 360世代の作品だったため、現行機向けのリマスター版という意味合いもありそうだ。もちろん、現時点ではレーティング審査を通過したという段階の話であり、実際に発売されるかどうかは不明である。

『マフィア』シリーズに関して何らかの発表がおこなわれるとするならば、直近では5月13日午前1時に予定されているオンラインイベント「Sunrise #1」が、その場となるかもしれない。The Game AwardsのホストGeoff Keighley氏が旗振り役となって、今年5〜8月にオンラインで開催される各ゲームイベントをひとつのシーズンとして取りまとめる「Summer Game Fest」の一環として開催予定で、Summer Game Festの参加パブリッシャーには2K Gamesも名を連ねている。Sunrise #1では、新作のサプライズ発表(a surprise game reveal)も予定されているとのことで、『マフィア』シリーズの動向と合わせて注目のイベントとなりそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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