オフロードレースゲーム『Dirt 5』次世代機向けを含め発表。多数の新要素を導入し、あらゆる面においてシリーズを拡張
マイクロソフトは5月8日、Xbox Series X対応ゲームを紹介するWeb番組Inside Xboxを放送。この中で、Codemastersのレースゲーム『Dirt 5』をXbox Series XおよびXbox One向けに披露した。そのほか、PC/PS5/PS4/Stadia向けにも発売される。
『Dirt 5』は、1998年から続くオフロードレースゲームシリーズの最新作。作品を重ねる中では、アーケードライクなゲームプレイに焦点を当てたり、シミュレーターとしてのリアルさにこだわったりと、さまざまなバリエーションを見せてきた。そして、本作でもまた少し異なる方向性を取るそうで、CodemastersのコミュニティマネジャーChris Groves氏によると、可能な限りあらゆる面において拡張させるとのこと。開発は、CodemastersのCheshireスタジオが担当する。
コースにはニューヨークやイタリア、ブラジルなど世界各地の著名なロケーションを用意し、70種類以上あるレースのルートには動的な要素を導入。時間や季節の変化、激しい気象要素も特徴となっており、公開されたトレイラーでは泥を含め濡れた表現に特に進化を感じさせる。キャリアモードは物語主導で進行し、プレイヤーの決断によって展開が変化。海外人気声優Troy Baker氏やNolan North氏らが参加し、自動車業界の著名人も登場するとのこと。
マルチプレイは最大12人に対応し、最大4人でのローカル画面分割プレイもサポート。マルチプレイモードには、指定の目的をこなすタイプのものが複数用意されるそうだ。また、車両やドライバーなどのカスタマイズをおこなうリバリーエディタや、レース中に利用できるフォトモードは従来以上に充実した内容となっており、プレイヤーのクリエイティブ面を発揮できるとのこと。そのほかにも多数の新要素を用意しており、近日中に披露するとしている。
次世代コンソールであるXbox Series Xに対応する点についてGroves氏は、圧倒的なパワーによってすべての表現が一段階引き上げられており、Codemastersでは独自ツールを用いてこれまでにないレベルのグラフィックと、パフォーマンスを引き出すことに成功していると述べる。これにより、絶え間ないアクションやゲームプレイにおける大きな可能性、また飛び散る泥の細かな表現を見ることができるだろうとしている。
『Dirt 5』は、海外では10月発売予定。Xbox Series XやPS5の発売日はまだ決まっていないため、まずはPCや現行機向けに10月に発売されるということだろう。ただ本作マイクロソフトのSmart Delivery機能に対応するため、Xbox One版の購入者は、無料でXbox Series X版を入手することが可能だ。
なお、本作の国内リリースについては現時点では不明。ちなみに、シリーズの近作は日本ではUbisoftから販売されていた。こちらも続報があることを期待したい。