ホームレスストラテジー『Garbage』9月にSteam早期アクセス配信開始へ。ホームレス仲間と共に毎日を生き抜け
個人開発者Donatas Kanapickas氏が、『Garbage』を9月8日に早期アクセス配信開始するようだ。プラットフォームはPC(Steam)。早期アクセス期間は3か月が予定されている。
『Garbage』は、ホームレスをテーマとしたサバイバルストラテジーゲームだ。プレイヤーは、名もなき浮浪者。路地のゴミ箱のそばにて目覚めたが、自分が何者なのかさっぱり思い出せない。どうやってここにたどり着いたのかもわからない。記憶喪失のようだ。そんな過酷な状況の中で、ホームレスとして生きていくことを決意。ホームレス仲間と力を合わせ、ほかのホームレス勢力(ギャング)と戦う。そして徐々に記憶を取り戻していく。
本作では、ギャングたちとの戦闘と並行してサバイバルやマネジメントを進めていく。ホームレスながら、拠点は必要だ。ジャンク品を集めて拠点をつくろう。ブルーシートの居城のまわりに、家具やブランケットを添える。余裕ができれば、雨よけできるように屋根などを作るのもいいだろう。夜は冷えることも多く、暖をとらなければならないことも。いらないゴミを燃やして焚き火をしよう。ただし、誤ったものを燃やすと有毒なガスが発生してしまうので注意。
作物を栽培するといった要素も存在するそうだ。野菜や果物の栽培を進め、時折飛んでくる鳥や、もしくはそこらに住まう動物を餌にして毎日を過ごす。ゴミだらけの環境で育つ野菜や果物は、種によっては変異するものもあるといい、特別な効果が付与されるとのこと。素材を調理することで食べ物にし、ホームレスメンバーたちの健康を整えていく。仲間には衛生や体温、空腹などパラメータが用意されており、管理を怠ると病気になり、また健康にしておくとバフ効果が付与される。
ホームレス仲間を増やしていくことも重要。ホームレス仲間を募りメンバーに引き入れた後は、鍛え上げたり、アイテムのクラフトを命じたり。人手が多ければできることも多い。そうした作った拠点は襲撃されることもある。大事なリソースが盗まれれば痛手を負う。ゴミで壁を張り拠点を守るのだ。余裕があれば監視塔などを作ってみるのも案だ。ホームレスの鍛錬については、拠点にジム施設を簡易的に設置し、そこで鍛え上げていく。本作にはスキルツリーが用意されており、鍛えることでパラメータが向上するほか、スキルを獲得してくようなシステムにもなるようだ。なおそれぞれのホームレスには独自のPerkが備えられているなど、固有の能力を持っているという。
いざ準備ができたら、戦闘だ。プレイヤーは仲間ホームレスに指示を出し、その様子を見守る。プレイヤーの都市には5つの地区が存在し、25以上のエリアがある。それらをめぐる戦いが繰り広げられる。他ホームレスチームの縄張りを奪ったり、あるいは親交を深めたり。アリーナのような場所も存在するようだ。縄張りをめぐる争いの中でストーリーが進み、主人公の記憶が蘇っていく。
本作を手がけるのは、リトアニアの開発者チーム。Donatas Kanapickas氏はゲーム全体を統括しており、そのほかコンポーザーとテクニカルアーティストが開発に参加している。ホームレスというユニークなテーマを用いた、戦闘とサバイバルをまじえたゲームを作りたいと思い立ち、開発をスタートしたとのこと。仲間を訓練し自動で戦わせるといった基本システムは『Domina』から影響を受け、一方で『Punch Club』も参考にしたとのこと。現在Kickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンが実施されており、開発資金が集まればさらにコンテンツは拡張されていくそうだ。
『Garbage』は9月8日にSteam早期アクセス配信開始予定だ。