老舗MMO『EverQuest II』に悪質プレイヤー用の“監獄サーバー”が導入へ、投獄されれば二度と戻れない
10年以上サービスが続けられているMMO『EverQuest II』にて、悪質なプレイヤーたちを収監する「監獄サーバー」が導入されることが明らかとなった。監獄サーバーの名は「Drunder」。今週後半にも導入される予定で、檻の中へ放り込まれたプレイヤーは二度と外へ出ることができなくなるという。
投獄の対象となるのは、『EverQuest II』にてルールを破った者、またはサーバー上のゲームプレイを妨害した者だ。同アカウントのキャラクターたちは強制的に「Drunder」サーバーへと移行され、二度とほかのサーバーへと抜け出すことはできない。さらに「Drunder」サーバーに投獄されたプレイヤーは、一切のカスタマーサービスサポートを受けることができず、またプレイを続けるにはメンバーシップを維持する必要がある。
公式フォーラムにて開発スタッフは、「これは荒らしプレイヤーを管理するため、GMたちが数年間にわたり求めてきたサーバーです。彼らは誰を投獄するか決定します」とコメントしている。「我々もゲーマーとして、ルールを踏み外すのが好きなプレイヤーも一部存在することは理解しています」。
なお悪質な行為を行わなくとも、開発元のDaybreak Game Company(旧Sony Online Entertainment)に申請すれば「Drunder」へと足を踏み入れることは可能だ。ただしアカウントごとの移行となる模様で、キャラクターを個別に「Drunder」へと移行するこはできないとされている。また前述したようにサーバーへの移行は片道切符であり、罪人と同様に「Drunder」に入れば二度と戻ることはできない。
『Max Payne 3』や『Grand Theft Auto V』、あるいは『Titanfall』など、チート行為を働いたプレイヤーたちを収監する「チータープール」や「チーターマッチング」などは以前より存在するが、今回のようなMMOで悪質なプレイヤー用のサーバーを一つ用意してしまうという例は珍しいといえるだろう。PvPかPvEか、「Drunder」サーバーがどのようなタイプとなっているのかは不明だが、悪質なプレイヤー同士が不毛な闘いを続けることは間違いなさそうだ。