『あつまれ どうぶつの森』のレックスとジャスティンは、「恋愛関係」ではないことが濃厚

『あつまれ どうぶつの森』においては、レックスとジャスティンというゲストキャラが存在する。そのふたりの関係は「パートナー」であると描写され、恋愛関係ではないかと噂されていたが、実際はそうではないようだ。

『あつまれ どうぶつの森』においては、プレイヤーの島にはさまざまなゲストがやってくる。ランダムな来訪、そしてイベントによる来訪。ゲストの中には、虫や魚を高額で買い取ってくれる者も存在している。それがレックスとジャスティンだ。そのふたりの関係は「パートナー」であると描写され、恋愛関係ではないかと噂されていたが、実際はそうではないようだ。DualShockersなどが報じている。
【UPDATE 2020/4/20 15:10】
文中で一部、レックスとジャスティンの描写が逆になっていた部分を修正。文中の表現をマイルドに調整。またタイトルを、“『あつまれ どうぶつの森』のレックスとジャスティンは、「恋愛関係」ではない”から、“『あつまれ どうぶつの森』のレックスとジャスティンは、「恋愛関係」ではないことが濃厚”へと変更。

レックスは、カメレオンを思わせる風貌のキャラ。虫を高額で買い取ってくれるゲストである。虫への愛を秘めており、クールながら熱血さを併せ持つ。一方でジャスティンは、魚を高額で買い取ってくれるゲスト。ビーバー風の容貌が特徴。魚釣り大会でも登場しており、こちらのキャラの方が知名度は高いかもしれない。

別々のタイミングでプレイヤーの島に来訪するレックスとジャスティンであるが、会話を重ねていくと、ふたりが知り合いであることがわかってくる。というのも、ふたりは実は子供の頃から仲良しであり、なんと現在同居しているのだという。ジャスティンとの会話では、彼がレックスの腕を認める描写も確認できる。ふたりはお互い同じエンブレムデザインの帽子や服を着用しており、相当に深い交友関係があることがわかるだろう。

https://twitter.com/techno_pop_/status/1249600127330693120

ややこしいのが、彼らの関係を描写するニュアンスが、英語と日本語では異なっていたこと。ジャスティンは、日本語では彼らの関係を「友達」と説明していたが、英語では「Partner」と説明していた。「パートナー」は日本語でもそうであるように、恋愛関係としても解釈できる言葉である。友達であると紹介された日本人プレイヤーは腑に落ちるだろうが、「パートナー」というテキストを見た海外プレイヤーは、密接な関係があるのではないかと推測。ふたりは恋愛関係にあるとの説が強まっていたわけだ。

しかしながら、ふたりは恋愛関係ではなさそうだ。4月16日、海外向けに公式ガイドブック「Animal Crossing: New Horizons – Official Companion Guide」が発売された。その中の豆知識セクションにて、レックスとジャスティンの関係が明らかにされている。ガイドによると、レックスとジャスティンはルームメイトであり、ビジネスパートナーだという。何やらジャスティンはストリーマーとしても活躍しており、レックスがアーティストとして、釣り好き視聴者向けに模型を作ることで、ジャスティンを手伝っているのだとか。レックスとジャスティンに、それぞれ虫や魚を指定数渡すことで、その虫・魚の模型を作成してくれる。虫だけでなく魚の模型についても、レックスが作っているということだろう。意味がやや曖昧な「パートナー」ではなく「ビジネスパートナー」というはっきりした回答が生まれたことにより、日本向けの「友達」というテキストも踏まえると、恋愛関係が存在しないと受け取れる。ただ、ビジネスパートナーかつ友達でありながら、ふたりの間に恋愛関係が存在するという解釈もできるかもしれない。

Image Credit : DualShockers / 任天堂

ちなみにレックスとジャスティンは、旧作に出てきたゲストキャラの息子であることが濃厚。レックスはカメヤマさんの息子で、ジャスティンはうおまさの息子という説である。彼らの父親の関係については、会話を重ねることで知ることもできる。いろいろと複雑な背景があるようだ。彼らはイベントで島にくる時に、より多くの情報を開示する。釣り大会で、ジャスティンからレックスとの関係を聞き出せたように、虫取り大会ではレックスからジャスティンとの関係を聞き出すことができるだろう。イベントが開催された際には、イベントアクティビティだけでなく、ゲストの身辺情報を根掘り葉掘り聞くのも、『あつまれ どうぶつの森』の楽しみのひとつになりそうだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

Articles: 5173