『Fallout 76』入植者NPCたちは、「核ミサイル」を投下されても気にしない。盗みにも無関心なマイペースライフ
Bethesda Softworksが販売中の『Fallout 76』にて、大型アップデート「Wastelanders」が配信開始された。このアップデートでは多くの追加要素が導入されているが、人間のNPCが多数登場するようになったことはもっとも大きな変化であり、またプレイヤーから期待されていた要素のひとつだろう。
NPCには、一旦はアパラチアを離れていたものの自分たちの土地を取り戻しに帰ってきたレイダーや、ワシントンD.C.エリアから移住してきた入植者といった派閥も存在。レイダーはクレーター、入植者はファウンデーションと呼ばれる新たに追加されたエリアを拠点にしている。本作のプレイヤーは、さっそくそうしたNPCやエリアの様子をうかがうべく繰り出しているようだが、中には手荒な方法でコンタクトを試みたプレイヤーもいたようだ。
YouTuberのRattler氏は、多数の入植者NPCが暮らすファウンデーション目掛けて、あろうことか核ミサイルを撃ち込んでしまった。本作にて核ミサイルが着弾すると、周囲一帯は一定時間放射能によって汚染。その影響でより強力な敵が出現する代わりに、より価値のある装備などを入手できるといった環境の変化が生まれるが、着弾時にそのエリアにいたプレイヤーは死に至る。そんな最終兵器を投下したのだ。
核ミサイルの着弾を見届け、マップにてファウンデーションのある一帯がブラストゾーンになっていることを確認したRattler氏は、早速現地を訪れた。オレンジ色の靄に包まれ汚染地域へと変わり果てたファウンデーション。爆心地であるため、普通であれば誰も生き残ることはできないはずだが、なんと入植者たちは生存していた。会話の内容や行動もいつもどおりであり、核ミサイルが撃ち込まれたことなど気にも留めていない様子。ただし、普段は軽装で過ごしている入植者たちは、みな防護服に身を包んでいる。どのようにして核爆発から身を守ったのかは謎だが、その後の放射能汚染に対してはしっかり対策を取りながら、普段どおりの生活を続けているようだ。
Bethesda Softworksとしては、プレイヤーがNPCの拠点に核ミサイルを撃ち込むことは想定済みだったということだろう。ファウンデーションから入植者たちを消し去るわけにはいかないが、一方で何の変化もないと逆に世界観として違和感を生んでしまう。防護服を着せたのは上手い落とし所と言えるかもしれない。
「Wastelanders」アップデートによって登場したNPCに対しては、過去のシリーズ作とは異なり、堂々と盗み行為を働いてもお咎めなしであることも報告されている(Polygon)。こうした『Fallout 76』でのNPCの特徴は、これからプレイヤーの調査によってさらに明らかになっていくことだろう。