『あつまれ どうぶつの森』にて「たまごナーフ」実施。イベントであまりに出すぎていたたまご、一部自粛へ

任天堂は4月6日、『あつまれ どうぶつの森』の更新データVer. 1.1.4を配信開始した。大量に出現していたたまごの出現率が一部減少するという、思い切った対応である。

任天堂は4月6日、『あつまれ どうぶつの森』の更新データVer. 1.1.4を配信開始した。調整内容は以下のとおり。

 

・不具合の修正
レックス来島時、「プラチナコガネ」を指定匹渡したあと、届くアイテムが異なるムシの模型になっている不具合を修正しました。

<該当の不具合が発生しているセーブデータでの対応>
更新したあとは、あらためてレックスに「プラチナコガネ」を指定匹渡すと、正しい模型が届きます。

・バランス調整
イースターイベントにおいて、2020年4月11日までの期間、一部の「たまご」の出現率を調整しました。
※イースター当日(2020年4月12日)のみ、「たまご」が集めやすくなっています。

 

『あつまれ どうぶつの森』においては、今月4月1日よりイースターイベントが開催されている。ざっくりというと、ゲーム内のあらゆるところからたまごが登場するようになり、それらを集めることでレシピを思いついたり、それらをDIYすることで家具をつくることができる。空から川から岩から木から土から。さまざまな場所から、6種類の異なるたまごが発見されるというイベントである。

しかしながら、たまごの出現頻度があまりに高すぎるゆえに、普段楽しんでいる魚釣りや昆虫採取をすることができないという不満が噴出。たまごは売ったとしても200ベルで、金策にもならない。SNS上でもたまごに対する不満は吹き出しており、ぴょんたろうを虐げる投稿やネットミームが繰り広げられていた。

https://twitter.com/firepp3/status/1245257921543286789

https://twitter.com/Outflanked/status/1245270312343629825

Kotakuなど海外メディアもイースターイベントの不満点を列挙。たまごの出現が多すぎる点や、たまごを用いた家具がひどいという点、そしてイベント参加が強いられるという点で不満を表明しており、同記事は反響を呼んでいた。しかしこのたび、素早い対応がされることになった。「一部のたまごの出現率を調整」というのが、どの程度になるかは不明であるが、こうした批判を受けてのテコ入れであることに疑いはないだろう。

任天堂の『あつまれ どうぶつの森』への対応は、とにかく速い。アイテム増殖バグ対応、どうぶつの引っ越しが不全に陥る不具合、そして一定回数風船を割っていると風船が現れなくなる風船バグ、いずれも発見もしくは話題になってからすぐに対応されていた(関連記事)。たまごナーフについては不具合ではないが、異例の速さで対応されることとなった。事後対応はないにこしたことはないが、開発陣がユーザーの声を聞いているという証。仕様変更の承認プロセスもかなり動的なのだろう。今後もこのようなスピード感で不満に対応されるならば、安心してプレイしていけるかもしれない。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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