アミューズメントメディア総合学院、ゲームAI専攻を2021年に新設。AIエンジニアなど業界に求められる人材育成目指す
東京・渋谷区に拠点を構えるアミューズメントメディア総合学院(以下、AMG)は3月26日、学院内の学科のひとつであるゲームプログラマー学科の専攻として、ゲームAI専攻を2021年に新設すると発表した。2020年6月1日より出願受付を開始する。
AMGのゲームプログラマー学科は、独自のカリキュラムによる2年間の学習により、ゲーム業界において即戦力となる人材育成を目的とした教育学部。現在、ゲームプログラマー学科の専攻には、ゲームプログラミングの基礎・応用を学び、幅広いプラットフォームに対応できるゲームプログラマーのエキスパートを目指すゲームプログラミング専攻と、VR・AR技術を学びゲームを中心としたさまざまなコンテンツの開発に携わるVR・ARエンジニアのエキスパートを目指すVR・AR専攻、2種の専攻が存在する。そして2021年からは、今回発表したゲームAI専攻が加わり、新たなエキスパートの輩出を目指すという。
ゲームAI専攻では、ゲーム業界内でも目覚ましい技術発展を遂げているAI技術を学ぶことができる。具体的には、登場人物やモンスターなどの頭脳となるキャラクターAIやゲーム全体の進行を監視しながらディレクションを行うメタAI、ゲーム内の複雑な地形を認識してキャラクターAIやメタAIなどが必要とする経路情報を受け渡すナビゲーションAIについて学習する。それらを体系的に学び、実践的なAI知識を身につけることで、ゲームプログラマーやAIエンジニア、データサイエンティストなど業界に貢献できる優れた人材を目指していくという。募集要項については下記のとおり。
定員:40 名
出願期間:2020 年 6 月 1 日~2021 年 3 月 31 日
出願資格:
① 高等学校卒業以上の者(2021 年 3 月卒業見込者含む)
② 高等学校卒業程度認定試験(旧大検)合格者
③ 上記と同等以上の学力があると認められるもの
履修科目:AI 概論、データサイエンス概論、AI プログラミング基礎、ゲーム AI 入門、ディープラーニング実習 など
AMG は1993 年12月に設立し、現在は東京・大阪に拠点を構え、2019年には25周年を迎えた。産学共同・現場実践教育の教育理念のもと、ゲーム・CG・アニメ・漫画・声優など、さまざまなジャンルで活躍するプロデューサーやクリエイターが講師を務め、エンタテイメント業界への就職・デビューをサポートしている。なお、2022 年を目途に専門職大学の設立も計画されているようだ。興味のある方は専用ページから資料請求してみるといいだろう。