『パンツァードラグーンVoyage Record(仮題)』発表。原作を愛する“熱狂者”が作る、シリーズ初期三部作のステージを追体験できるVR専用ゲーム

株式会社ワイルドマンは3月10日、『パンツァードラグーンVoyage Record(仮題)』を発表した。2020年度発売予定で、価格は6900円(税別)。VRヘッドセット専用ソフトウェアとして開発中。

株式会社ワイルドマンは3月10日、『パンツァードラグーンVoyage Record(仮題)』を発表した。2020年度発売予定で、価格は6900円(税別)。VRヘッドセット専用ソフトウェアとして開発中だが、対応プラットフォームについては今後発表するとのこと。

『パンツァードラグーンVoyage Record(仮題)』は、セガゲームスからライセンスを受けて開発中のVRドラマティックシューティングゲームだ。『パンツァードラグーン』というと、セガサターンなどで発売された人気3Dシューティングゲーム。高度な文明が滅んでから数千年後の退廃した世界を舞台に、プレイヤーは人類がかつて生み出した遺伝子改造による生物兵器・攻性生物であるドラゴンにまたがり、襲いくる攻性生物やドラゴンを狙う帝国軍と戦う。

本作では、オリジナルの初期三部作である『パンツァードラグーン』『パンツァードラグーン ツヴァイ』『AZEL -パンツァードラグーンRPG-』に登場した、さまざまなEPISODE(ステージ)を追体験できるという。さらに、VRヘッドセットに最適化された一人称視点の新規グラフィックスと、VRコントローラをドラゴンの乗り手のハンドガンに見立てた新規の操作方法によって楽しめるとのこと。具体的な収録EPISODEについては後日発表される。

本作を手がける株式会社ワイルドマンの代表である渡部晴人氏は、同人ゲームサークル・ハイドレンジャーの「野生の男」としても知られ、これまでにVR専用シューティングゲーム『ガンナーオブドラグーン』などを制作。同作は、『パンツァードラグーン』シリーズの精神的続編とも言える『クリムゾンドラゴン』がKinect操作主体でなくなったことをきっかけに開発を始めたそうで、これまでに国内外で高い評価を獲得。弊誌でも同作のプレイレポートを掲載している。自身を熱狂者と称しているように、『パンツァードラグーン』愛をもってゲームを作り続けてきたクリエイターのひとりであると言える。Forever Entertainmentが手がける『パンツァードラグーン:リメイク』について、東京ゲームショウ2019にて開発者に直接要望を伝え、細かく批評していた様子を見ても、その計り知れない愛がうかがえる。

今回発表された『パンツァードラグーンVoyage Record(仮題)』については、現時点ではスクリーンショットが1枚公開されているのみだが、美しいビジュアルは、爽快かつ迫力ある空の冒険を予感させるものとなっている。興味のある方は、公式Twitterアカウントをフォローして続報に注目しておこう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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