Valve、『Dota 2』に「最大24人」でプレイできるカスタムゲームマッチを導入へ。MOBAで“12vs12”が実現

Valveはゲームエンジン「Source 2」にて再開発を進めているMOBA『Dota 2』にて、最大24人でプレイできるカスタムゲームマッチを導入することを明らかにした。最大で12人と12人のヒーローが一つの戦場にて相まみえることになる。海外メディアIGNやPC Gamerなどが報じている。

この新要素は、現在シアトルセンターのキーアリーナで開催されている『Dota 2』の世界大会「The International」にて披露された。会場ではAll Star Matchにて、10人のプロプレイヤーと観客から選ばれた10人のプレイヤーが対戦。無数のキルとカオスな殺戮コンボが乱れ飛ぶ派手な戦いが披露されたという。

同モードの詳細はまだ明らかにされていないが、当日は「Source 2」にて開発中の『Dota 2 Reborn』にてプレイされたという。『Dota 2 Reborn』は新規ゲームエンジンの導入により、ビジュアルやシステム、パフォーマンスなど全面的な改善が施されている。現在は6月よりベータテストを実施中だ。

三人称視点でプレイする『SMITE』や、オブジェクティブ形式で進む『Hero of the Storm』、あるいはモバイル向けに展開する『Vainglory』など、昨今は各開発スタジオが独自のMOBAを展開しつつある。今回の最大24人プレイヤーでの対戦は、カスタムゲームへ導入される要素とはされているが、それでも『League of Legends』の「ARAM」のような魅力的なものとなるだろう。人数が増えることにより初心者でも参加しやすい受け皿となる可能性もある。『Dota 2』の最大の特徴はこの多人数対戦となるかもしれない。