大量ゾンビオープンワールドRPG『The Black Masses』3月12日にSteam早期アクセス配信開始へ。数千体のゾンビと戦う大規模戦闘も実現

カナダに拠点を構えるBrilliant Game Studiosは2月28日、『The Black Masses』を現地時間3月12日にSteam早期アクセス配信開始すると発表した。『The Black Masses』は、大量のゾンビと戦う、一人称視点型のオープンワールドRPG。

カナダに拠点を構えるBrilliant Game Studiosは2月28日、『The Black Masses』を現地時間3月12日にSteam早期アクセス配信開始すると発表した。価格などが現時点では明かされていない。2年半の開発を経て、ついにSteamにて早期アクセス配信が開始される。

『The Black Masses』は、一人称視点型のオープンワールドRPGだ。舞台となるのは、中世の16平方キロメートルの孤島。かつては平和だったこの島は、ある出来事をきっかけに荒れ地と化す。まだ多くの人々が住んでいるものの、悪魔に取り憑かれた数万もの魂が存在しており、行き場をなくしさまよい続けている。魂はゾンビのような異生物の器を得ており、プレイヤーに襲いかかる。主人公はゾンビたちの熾烈な攻撃から逃れ、時に戦いながら悪魔が暴動を起こし始めた理由を探すのだ。

本作では、文明と自然入り交じる美しい世界を探索したり、ゾンビを倒すことでレベルを上げスキルを獲得していったりと、一般的なオープンワールドRPGと同様のシステムを導入している。一方で、建物にしがみついたりよじのぼるといったパルクールシステムも実装されている。高さの概念も生かされており、アクロバティックな冒険が期待できるだろう。そのほか戦闘ではゾンビたちの手足や頭が吹っ飛んだり、派手に流血したりしており、全面的に『Dying Light』を思い起こさせるような内容となっている。

本作のもうひとつの特徴は、大群同士の戦いだ。Brilliant Game Studiosは、同社の過去作『Ultimate Epic Battle Simulator』にて、大量のキャラクターを表示する独自の群衆レンダリングシステム作成に成功。今作ではそのレンダリングシステムを進化させており、“次世代級のレンダリング技術”にて、数千体のキャラが入り乱れて戦う戦闘を実現している。早期アクセス配信開始時点でキャンペーンモードにて、この大群戦闘は導入されているといい、500の武装した兵士達と共に数千体のゾンビに立ち向かう戦いが体験できるそうだ。公開されている映像では、大量のゾンビを薙ぎ払う一騎当千状態となっており、“無双的”なゲームプレイも楽しめそうだ。

オープンワールドにパルクール、そして大規模戦闘と、とにかく意欲的なシステムが導入されている『The Black Masses』。これらの要素はどのように組み合わされ、どのようなゲームになるのか。その一端を楽しめるデモ版が昨年10月より配信中。3月12日のSteam早期アクセス配信を見据え、デモ版をまず遊んでおくのもよさそうだ。なお詳細は不明ながら、オンライン協力プレイにも対応するとも告知されている。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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