『レインボーシックス シージ』YEAR5シーズン1のアップデート内容が公開。Lesion弱体化など、オペレーターを中心にガッツリ調整
Ubisoftは2月19日、公式サイトにて『レインボーシックス シージ』に向けた開発者ノートを公開した。来るべきYEAR5シーズン1「Operation Void Edge」の開催に合わせて実施されるアップデート内容が改めて報告された形だ。今回公開されたノートでは主に、各種オペレーター・武器の調整について触れられている。
Our Designer's Notes are now out! Learn more about the Why of the balancing decisions for Void Edge.
🩳 Lesion changes
⚡ Twitch changes
👓 Warden changes
🧠 IQ can identify OBJ for the team
🏰 Castle's new Super Shorty
& Loadouts, weapons, and more👉 https://t.co/BTHpm9qt1i pic.twitter.com/jopj6BD7PW
— Rainbow Six Siege (@Rainbow6Game) February 18, 2020
まずはオペレーターの調整について。直近のシーズンにて高いピック率を誇っていたLesionの弱体化が図られる。具体的には、固有ガジェットGUマインにおける起動時のダメージが無くなるようだ。これまで同ガジェットは、踏んだ敵に対して即座に10のダメージを与えていた。しかし次のシーズンでは0、つまり起動時のダメージは完全に削除される。一方で、毒による継続ダメージ値は4から6へと増加するようだ。
GUマインの起動ダメージ廃止に伴い、負傷中のプレイヤーに対する重複ダメージも排除。ウェルカムマットなど、床設置型トラップに引っかかっているプレイヤーがGUマインを踏んだ場合にも追加ダメージは受けなくなる。またGUマインのアイコンについて、表示距離が変更。8メートル以上離れるとアイコンが見えなくなる。くわえて、壁など障害物を挟んだ場合にもアイコンは非表示になるとのこと。
今回のLesionに対する調整は、GUマインから発せられる情報の制限、そして試合におけるストレスの軽減が狙いとしてあるようだ。GUマインは不可視デバイス。かつアイコンの表示や起動音によって、敵の居場所を特定できる優秀なガジェットだ。一方で敵としては、対処が非常に困難なガジェットでもある。この点を踏まえて今回の調整では、見えないデバイスによってキルされるストレスの軽減や針を抜くチャンスを提供するとのこと。さらにGUマインのアイコン表示を制限することによって、防衛側が同ガジェットから得られる情報量の最適化を図っていくようだ。
次にTwitchについて。F2における最初の射撃6発分のリコイルが大きくなるように変更。くわえて、垂直・平行の両方向にも反動が追加されるようだ。この調整にはTwitchを武器パワーではなく、固有アビリティの性能で選択してほしいという考えが込められているようだ。そうした意図もあり、ショックドローンの性能も変わることに。テーザーが時間経過によるチャージ形式へと変更。30秒ごとにテーザーが追加される(最大3回)。一方で初期テーザー数は5発から3発へと減少するという。また、テーザーのダメージ値も10から1まで減ることに。これらの調整によって、テーザーにリソース管理の概念が追加されるようだ。
そのほかIQについては、デバイス探知機で発見した爆弾位置がチーム全体に共有されるように。Wardenは、スマートグラス発動後におけるクールタイムを削除。ゲージが20%以上ある場合はいつでも起動可能に。またスマートグラスの停止については、手動でおこなえるようになるとのこと。そしてCastleのサイドアームがM45からSuper Shortyに変更。エリアの工事役としての才能を開花させるために、インパクトグレネード以外の開通武器が必要と考えた結果、サブ武器にショットガンを持たせることにしたという。最後に、新シーズンでは新兵も修正されるようだ。CTUベースの装備ではなく、攻撃側・防衛側それぞれに専用のプリセット装備が与えられるという。これによって新規プレイヤーは、よりスムーズに試合慣れできるとのことだ。
武器については、Vector.45、C9、そしてDMR武器全般が調整対象に。Vector.45は、ダメージ値が21から23へと増加。C9には、ホロサイトが装着可能となる。DMR武器については、アタッチメントからコンペンセイターが削除されることとなる。同アタッチメントはフルオート武器に対して機能するものであり、セミオートのDMRに装着するメリットが見当たらないといった理由で削除されるようだ。またDMRに関しては、口径部分にも調整が入り、破壊力の向上が図られるとのこと。なおDokkaebi、Maverick、Nøkk、Yingの各共通ガジェットがフラググレネードへと変更されることも明かされている。
このほかにもYEAR5シーズン1では、ゲームバランスやユーザーエクスペリエンスの改善も実施される。具体的には、爆発および飛び散った破片によるダメージの仕様が変更。プレイヤーが爆発でダメージを受けた際は、破片によるダメージとして画面に表示されるようだ。そのダメージ量は、破片がオブジェクトを通過した回数など、環境によって変化するという。
またドローンについては出現位置がランダムから、最初に選択したオペレーターの出撃場所へと変更される。さらにオプション設定から「準備後のドローン」を選択することで、準備フェーズが終了した場合にも続けてドローンの操作画面にとどまることが可能に。ほかにもメニュー画面のレイアウト変更やカスタムモードにおける夜マップの削除、一部オペレーターの値段引き下げなど、YEAR5シーズン1では、大小さまざまな部分がアップデートの対象となるようだ。