『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にて“閃光攻撃”グリッチが発見される。一瞬で敵に近付き斬りかかる、かっこよすぎる技

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にて、また新たなグリッチが発見されたようだ。その名もThunderclap Rush。その内容はというと、閃光のように一瞬で敵に近づき攻撃をするという、なんともかっこいい技である。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にて、また新たなグリッチが発見されたようだ。その名もThunderclap Rush(TCR/仮称)。その内容はというと、閃光のように一瞬で敵に近づき攻撃をするという、なんともかっこいい技である。本作では、一定の状況下で防御や回避をタイミング良くおこなうことでスローモーションが発生し、敵に攻撃を浴びせることができる。これがラッシュと呼ばれる技。ラッシュの動作の一環には相手の懐に飛び込むという習性が存在する。この攻撃を発展させることで、遠くから敵のもとへ飛んでいきラッシュを繰り出すことが可能なのだ。

凄腕プレイヤーたちがアップしている具体的な動画で、その流れを見てみよう。まず爆弾を用いてラッシュ状態が保存されたリンクが、宙に浮く。宙に浮いたリンクは落下にちなんだ弓矢のスローモーションアクションを用いつつ、地面に着地。最注目し攻撃をすることで、標的に向かって閃光のように近寄り敵に切りかかる。後述するように、発動条件については諸説あるようだが、Twitter/Discordユーザーである@surasurappi氏は、以下の説明をしており、おおむねこの理屈でコミュニティでは理解されているようだ。

・敵に「ラッシュの条件を満たす攻撃をされた」という状況が保存される
・最後にその条件を満たした対象にたいして、リンクが近接ラッシュをする

まとめると、回避や爆弾などでラッシュできる状態にし、弓矢のスローモーションアクションを挟み、敵を再注目することで、距離があいていても一瞬で敵に接近し攻撃を与えることができるというわけだ。TwitterユーザーPeco氏は、テクニックに関する丁寧な説明や応用をおこなっており、氏の一連のツイートは参考になるかもしれない。

発動条件については現在も研究が進んでおり、たとえばガーディアンなどラッシュ非対象の相手には発動不可であるなど判明している。また一時は必須であると見られていた回避はなくてもいいと検証されており、そのほか敵でなくとも反撃するようなNPCを相手に発動を成功させている例もある。状況や対象によって発動する条件は変化するようで、こうした部分は今後の検証によって明らかになるだろう。

TCR発見の発端となったのは、TwitterユーザーGoldheartOdyssey氏の動画投稿。氏はある程度の高さを確保しつつ、弓スローモーションを用いることで、着地時にラッシュ判定が出ることを発見。Shield Block Resetting(SBR)などと組み合わせることで、この技は次第に変形されていき、今回のような技形態として編み出された。

技の発動条件について整理されつつあるのは、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』などの研究をおこなうやりこみコミュニティである、ハイラル道場の貢献が大きい。昨日より歴戦のハイラルの勇者たちが、発動条件などについて議論をかわすことで、技の性質が明らかになりつつある。世界規模でみても、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のテクニック研究がもっとも進んでいるコミュニティ。現在もこのTCRグリッチについての考察がなされている。

まだまだ発動条件や安定性が見込まれていないテクニックであるが、かなり動画映えもよく、ダルケルラッシュと並ぶ華麗な技となりそうだ。一足早くこのテクニックを会得したい、もしくは研究したい方は、Discordのハイラル道場サーバーに参加してみるといいだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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