ボンバーマン風ファンタジーRPG『Bombing Quest』発表、Steamにて3月発売へ。セミオープンワールドの世界を旅し爆弾バトル

ブルガリアのインディースタジオTeam Puhは2月6日、『Bombing Quest』を発表した。PC向けに3月4日に発売する。

ブルガリアのインディースタジオTeam Puhは2月6日、『Bombing Quest』を発表した。PC向けに3月4日に発売する。同スタジオいわく、本作は『ボンバーマン』のバトルメカニクスの影響を受けるファンタジーRPGとのことだ。

『Bombing Quest』の主人公は、過去の記憶を失ったドワーフ。古代寺院の中で目を覚ました彼は、身にまとうエグゾスーツに搭載されたサポートロボットの助けを借り、またミステリアスな祠に導かれながら、忘れられた寺院の建築者たちを探す旅をおこなう。この世界では獰猛なモンスターが徘徊し、危険な虫が影に潜んでおり、人間はかつての帝国の跡地に暮らす。また、はるか昔に放棄されたロボットたちが、星の中心を目指して地面を掘り続けているという。主人公のドワーフは、この不思議な世界における最後の守護者として戦いに臨む。

本作の世界は、複数ある異なる環境ごとに構成されたセミオープンワールドとなっており、プレイヤーは自由にマップを移動可能。その旅の中で出会ったNPCからクエストを請け負っては、戦いの地へと向かう。どうやら、グリッド状になったエリアに立ち入るとバトルが開始するようだ。

冒頭で触れたように、本作のバトルは『ボンバーマン』から影響を受けるシステムを採用しており、プレイヤーの武器はもちろん爆弾である。敵の動きに合わせて戦略的に爆弾を設置し、グリッドに沿って四方に伸びる爆風を使って敵を倒していく、おなじみのシステムだ。公開されたトレイラーでは、プレイヤーを視界に捉えるとダッシュで襲ってきたり、さまざまな飛び道具を使うなど激しい攻撃を繰り出してくる敵が多く、かなり忙しなく立ち回るゲームプレイとなることがうかがえる。

プレイヤーは爆弾の設置以外に、体力回復やパンチ、ダッシュといったアビリティも使用可能。これらは物語の進捗によって覚えるという。体力回復は、倒した敵がドロップするソウルを集めてゲージを貯めると使用でき、パンチとダッシュはクールダウン制。パンチは、設置した爆弾を殴って移動させる能力だ。一方のダッシュは、分断された足場を渡ったり、敵の攻撃を避けるために使用できる。

冒険を進める中では、エグゾスーツのアップグレードアイテムを入手することもできる。主人公の爆弾はエグゾスーツから生成されるという設定になっており、アップグレードによって爆風の長さや、同時に設置できる爆弾の数を増やすことができる。そのほか、体力アップや歩行スピードアップなどの強化も可能。これらのアップグレードは装備して初めて有効になるが、内容によってコストが異なり、限られたスロット数の中でやりくりして組み合わせる必要がある。

『ボンバーマン』の影響を受けるゲームはさまざま発売されており、それぞれ独自の工夫を加えることでオリジナリティを出している。本作の場合は、セミオープンワールドのファンタジーRPGをベースに、バトル部分に同システムを取り入れることで独自性を出しているようだ。『Bombing Quest』は、Steamにて3月4日に発売される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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