元NBAスター選手コービー・ブライアント氏の死を受けゲーム業界も反応。ファンはバスケゲーム内で哀悼の意を示す

米国時間1月26日、NBAのスター選手だったコービー・ブライアント氏が、41歳の若さで亡くなった。各界からはブライアント氏を惜しむ声が上がり、これはゲーム業界においても同じだった。

米国時間1月26日、プロバスケットボールリーグNBAのスター選手だったコービー・ブライアント氏が、41歳の若さで亡くなった。次女ジアナさんが出場するバスケットボールの試合会場に向かうためヘリコプターで移動していたところ、何らかの原因により墜落。この事故により、同乗していた次女を含め全員が死亡したという。突然の訃報に各界からはブライアント氏を惜しむ声が上がり、これはゲーム業界においても同じだった。

ブライアント氏は、1996年から2016年までのプロ選手としてのキャリアをロサンゼルス・レイカーズ一筋で過ごし、5度のNBAチャンピオンに輝くなどチームとして、また個人としても数々の偉業を成し遂げたスター選手。コービー(Kobe)という名は、父親が神戸牛に感銘を受けて名付けたという話は有名で、日本人にとっても広く知られたNBA選手のひとりだった。今回の訃報は日本でも大きく報じられ、目にした方は多いことだろう。

バスケットボールゲームにおいても、ブライアント氏は馴染み深い存在だったと言えるだろう。ゲーム内に選手として登場することはもちろん、たとえば『NBA 2K10』や『NBA 2K17』ではカバーアスリートとしてパッケージに登場。『NBA 2K18』では、同世代の元スター選手ケビン・ガーネット氏と共にゲストコメンテーターを務めた。

同シリーズの販売元の2Kや、同じくバスケゲーム『NBA LIVE』シリーズを手がけるEA SPORTSは、ブライアント氏の死を悼むコメントをTwitter上に投稿している。また2Kは、ブライアント氏を追悼するメッセージを最新作『NBA 2K20』のゲーム内にも表示させている(本稿ヘッダー画像)。

ブライアント氏への哀悼の意を示す行動は、こうしたゲームのプレイヤーにも多く見られた。上の映像は、攻めることなくショットクロックの制限時間である24秒を迎えているもの。これは現役時代のブライアント氏の背番号が24番だったことにちなんだ黙祷を意味する行動で、実際のNBAの試合でも、ニューオーリンズ・ペリカンズ対ボストン・セルティックスの試合開始直後におこなわれ話題となった。

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このほかにも、『NBA 2K20』のネイバーフッドモードと呼ばれる仮想空間にて、レイカーズのユニフォームを着たプレイヤーらが集合したり、ブライアント氏のゲーム内キャラクターを撮影した画像を投稿したりと、それぞれの方法でブライアント氏を追悼している。こうした投稿が多く寄せられたRedditでは、「ゲームコミュニティには悪い側面も存在するが、今回の悲劇は、ここにいる皆は同じものに興味を持つ仲間だということを思い出させてくれた」というコメントも投じられている。

バスケットボールファンであれば誰もが知るスーパースターの早すぎる死の衝撃の大きさは、こうしたコミュニティでの自然発生的な行動からも伝わってくるのではないだろうか。

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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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