いたずらガチョウになるゲーム『Untitled Goose Game』売り上げ100万本突破。発売から約3か月で達成

『Untitled Goose Game』売り上げ100万本突破、発売から約3か月で達成。『Untitled Goose Game』は、いたずらガチョウになる「ドタバタアクション・ステルス・サンドボックス・ガチョウシミュレーター」だ。

パブリッシャーPanic Inc.の共同設立者Cabel Sasser氏は12月31日、販売を担当した『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』の売り上げが100万本を突破したことを明らかにした。

『Untitled Goose Game』は、オーストラリアのインディースタジオHouse Houseが開発したドタバタアクション・ステルス・サンドボックス・ガチョウシミュレーターである。プレイヤーは1羽のガチョウとなりToDoリストに沿って、あるいは自由気ままに、物をくわえて運んだりガアと鳴いて驚かせたりして人々にイタズラを仕掛けていく。

本作は、今年9月20日にNintendo Switch/PC版が発売され、12月17日にはPS4/Xbox One版も販売開始。数時間でクリアできる短い作品ではあるが、直感的に楽しめる操作性や可愛いアートスタイル、そして何よりイタズラによって人々の平和な日常を台無しにする、笑えるゲームプレイが高く評価された。

本作の売り上げは、Nintendo Switch/PC版の発売から2週間強で10万本を突破しており、3か月間で100万本を突破したということは、その後も順調に売り上げを伸ばしていったのだろう。なおNintendo Switch版は、国内プレイヤーによる2019年の年間おすすめランキングにて13位にランクイン。また米国任天堂は、今年のベストセラーインディーゲームのひとつであったと紹介している。

いたずらガチョウの存在はよほどインパクトがあったのか、インターネット上には多くのファンアートが投稿され、ほかのゲームとマッシュアップするものも。大喜利などのネタとして利用されることも多く、ファンの間での盛り上がりが売り上げに結びついていったことが予想される。また、先日開催されたThe Game Awards 2019では、受賞作発表時の演出として「マペット・ショー」とのコラボが披露されており、本作は今年を代表する作品のひとつに選ばれたと言えるだろう。

前出のCabel Sasser氏は、上述のコラボやファンアート、ミーム化など、本作への反響は予想を超えるものだったとし、一生に一度の経験だろうとコメント。そして、ファンからは多くのものを得たため、皆の生活にも少しばかりの楽しみを届けることができたものと願うと、感謝の気持ちを述べている。

Untitled Goose Game』は、Nintendo Switch/PC/PS4/Xbox One向けに販売中。現在一部でセールがおこなわれており、PS4版は10パーセントオフの1782円、Xbox One版が25パーセントオフの1485円となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

Articles: 6791