和風3Dホラー『シャドーコリドー』PS4向けに配信開始。入り組んだ廊下で、能面から逃げ続ける恐怖体験

有限会社レジスタは12月25日、『シャドーコリドー影の回廊』をPS4向けに配信開始した。『シャドーコリドー』は、能面をつけた徘徊者から逃げ延びるホラーゲームだ。

有限会社レジスタは12月25日、『シャドーコリドー影の回廊(以下、シャドーコリドー)』をPS4向けに配信開始した。価格は税込1980円。ファイルサイズは2.14GB。『シャドーコリドー』は、和風3Dホラーゲームだ。

本作は、一人称視点のホラーゲーム。舞台となるのは、どこか懐かしい日本の郊外。プレイヤーは暑い夏の夕暮れに路地裏を探索している内に、怪しげな場所へと迷い込む。見覚えのない暗がりの廊下を歩く中、いつからか不気味な能面をかぶった人物に付け狙われていることに気付く。プレイヤーは能面の徘徊者やさまざまな危険から逃れ、奇妙な世界から脱出するため“出口”を求めて回廊を歩き続けることになる。

『シャドーコリドー』ではプレイヤーは、廊下を探索していく。徘徊者から逃れ、勺玉と呼ばれるアイテムを一定数入手し、出口に辿り着くのだ。本作の主要ステージのマップは自動生成型になっており入るたびに構造が異なっている。またプレイヤーは、徘徊者を倒し排除することができない。できることといえば、部屋の物陰に隠れたり、ところどころ配置されているカゴに逃げ込んだりすること。隠れたり敵の気をそらす爆竹などさまざまなアイテムを用いて、なんとか徘徊者から逃げながら勺玉を集めるのだ。

本作はもともと『影廊(Kageroh:ShadowCorridor)』というタイトルで、PC向けに発売され好評を得ていた。その後諸事情によりタイトルは『Shadow Corridor』へと変更。今年夏に発売されたNintendo Switch版では『シャドーコリドー 影の回廊』の名で配信される。家庭用ハードリリースにあわせて追加された要素としては、エンディングに新たな演出が加わり(難易度によって変化あり)、初心者モードにミニマップ追加、アイテムまわりにエフェクト追加、難易度の調整、ライティングの変更(全体的に少し明るく)などがあげられる。PS4版は前出した内容を含めつつ、映像表現のクオリティがアップして綺麗になっているほか、画面が少し暗くなっているとのこと。パッチver1.10で実装されたマップ外縁も収録されているそうだ。

能面の徘徊者から逃げることを強いられる「無力感」と、構造がわからない自動生成のダンジョンを探索するという「不安」が組み合わさっており、プレイヤーの恐怖を強く引き起こすことに成功した『シャドーコリドー』。Unreal Engine 4を採用した美麗なビジュアルも見どころのひとつ。開発者である城間一樹氏はすでに次回作に着手しており、そちらの続報も楽しみに待ちたいところだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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