『ポケットモンスター ソード・シールド』特殊すぎる新ポケ、ウッウに注目集まる。アイマスキャラパロやコラまで、さまざまな愛され方

『ポケットモンスター ソード・シールド』の新ポケモンであるウッウに、注目が集まっている。うのみポケモン・ウッウは、ビジュアルと性能ともになかなかユニークに仕上げられている。

『ポケットモンスター ソード・シールド』の新ポケモンであるウッウに、注目が集まっている。ウッウは、みず・ひこうタイプを持つうのみポケモン。みず・ひこうというと、ペリッパーやスワンナといった、水に関連した鳥ポケモンが登場しているが、「うのみ」という特徴をもって差別化を図っているウッウ。しかし実は本作屈指のトリッキーポケモンである。そしてその愛され方は、多岐にわたるようだ。

ウッウをユニークたらしめているのは、特性「うのミサイル」だ。公式サイトの説明では、特性について「バトル中にウッウがなみのり、もしくはダイビングを使うと、水中から獲物を咥えてくる。このときに攻撃を受けると、咥えている獲物を吐き出して、相手に反撃するぞ!」と記されている。生態系についてはわかりやすいが、戦闘中にどのような作用を引き起こすかは見えづらい。ポケモン徹底攻略の、わかりやすい説明を見てみよう。

“自分が技『なみのり』か『ダイビング』を使った時、HPが最大HPの半分以上の時は『うのみのすがた』に、半分以下の時は『まるのみのすがた』にフォルムチェンジする。その後相手から技のダメージを受けた時に、相手にも最大HPの1/4のダメージを与え、さらに『うのみのすがた』では『ぼうぎょ』を1段階下げ、『まるのみのすがた』では『まひ』状態にする。 – ポケモン徹底攻略より引用”

つまり、なみのりかダイビングを使用するとウッウがフォルムチェンジし、「うのみのすがた」や「まるのみのすがた」に変身するわけだ。特に注目したいのは「まるのみのすがた」。「うのみのすがた」では、サシカマスをくわえるほか、「まるのみのすがた(HP半分以下でのなみのり/ダイビングする)ではなんと確定でピカチュウをくわえてくるのだ。チャーミングなピカチュウが、頭ごとくわえられ、ジタバタしている。しかも、その後ウッウがダメージを受ければ、そのピカチュウ(サシカマス)を吐き出して敵に当てる。なんともひどい扱いである。シリーズの顔となる超人気キャラが、あられもない姿で悲惨な目にあっていることが、笑いを誘っているのだ。

Image Credit : Rosi stans Kizuna Ai @MakoTachiWife

発売前からウッウは“うのみをする”とは伝えられていたものの、まさかピカチュウをのんでいるとは思わなかっただろう。イースターエッグとして発見されたこのシュールな絵は、発売直後からインターネット上に出回り、最近になってからはコラージュも生まれている。ファンアートやコラージュが流行しており、海外でも活況(Polygon)。さまざまなキャラをうのみさせる投稿がSNS上に投じられている。

https://twitter.com/finnbarm/status/1172451401852760064

https://twitter.com/CramorantAgency/status/1198988927845257223

https://twitter.com/yoshiiiika/status/1197878214644789249

※ デフォルメ絵を手がける国内アーティストリズ氏の見事なイラストも、好評を博している

※ ストロングゼロを飲ませるというブラックなジョークも

※ ウッウは動きやデザインもユニークで、まるのみ以外の部分でも笑いを誘う

興味深いのは、ウッウと意外な共通点を持つキャラがいること。それは、『アイドルマスター』のキャラクターである高槻やよいだ。やよいの代名詞となるかけ声は「うっうー」。ウッウと瓜二つである。さらに、ウッウの色違いは、やよいの髪色と同じオレンジ色ベース。まったく別のキャラであるが、不思議な共通点があるということで、ウッウとやよいをかけあわせた楽しげな投稿が生まれている。こうした意外な一致も、ウッウの話題を広めているといえる。

https://twitter.com/goat_tarako/status/1198087925935656961

https://twitter.com/otsk_poke/status/1198174938420527104

なお対戦環境においては、ゲーム発売直後こそはウッウは見かけることが多かったが、最近になりその特性が把握され、種族値の微妙さや扱いづらさも相まって、その数が減ってきている印象だ。『ポケットモンスター ソード・シールド』においても特にトリッキーなうのみポケモンはキャラクター性だけでなく、戦いにおいて脚光を浴びることができるのだろうか。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

Articles: 5172