目の錯覚や遠近法を利用したパズル『Superliminal』PC版が11月12日に発売へ。「知覚したものが現実になる」不思議な世界を探索

目の錯覚や遠近法を利用したパズル『Superliminal』PC版が11月12日に発売へ。『Superliminal』では、強制遠近法などを取り入れ「知覚したものが現実になる」不思議な世界を探索する。

アメリカのインディースタジオPillow Castleは11月7日、パズルゲーム『Superliminal』を、11月12日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)で、現在予約受付中。11月18日までは、割引価格の1780円で購入できる。

本作は、一人称視点にて非現実的な夢の世界を探索する、超高難易度のパズルゲームだという。自分の近くにあるものは大きく、遠くにあるものは小さく見えることを利用した強制遠近法などをゲームプレイに取り入れており、「知覚したものが現実になる」ことが大きな特徴として挙げられる。

たとえば上のローンチトレイラーでは、机の上に置かれた家の模型を手にとって宙に掲げ、手を離すと実物大の家となって地面に落下。そしてその家の中に入り、新たなエリアへと進んでいる。また、同じように手にとって持ち上げたオブジェクトが巨大化し、先に進むための足場にしている場面も。

プレイヤー視点の構図としては、ただ家の模型を上に掲げただけのように見えるが、実際にはもっと高い場所まで持ち上げていると仮定したら、見えている家は模型サイズではなくかなり巨大であるはず。本作は、それが現実となって表現される不思議な世界なのだ。プレイヤーの手が表示されない仕様も、こうした手法の実現に一役買っているのだろう。

別のシーンでは、オブジェクトを特定の場所に置いた後に移動して視点を変えると、そのオブジェクトが背景の絵になる場面も。目の錯覚により立体として見えていた形にオブジェクトが変換されている。また逆に、壁に描かれた絵が立体的に見える位置に移動すると、物体化してオブジェクトとして利用できるようになるなど、本作では不思議なパズルの数々をこなしながら、さまざまな環境の部屋を進んでいく。

開発元Pillow Castleによると、『Superliminal』はEpic Gamesストアでの時限独占販売で、Steamでは1年後のリリースになるという。また、2020年前半にはコンソール版の発売も計画しているとのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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