『COD:MW』に登場する銃「725」が強すぎるとして話題集める。ショットガンながら、スナイパーばりの射程距離で戦場を脅かす
先月10月25日に発売を迎えた『Call of Duty: Modern Warfare(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア)』。同作には、実在する銃をモデルとした現代銃が多数実装されている。プレイヤーの中には、既にお気に入りの武器を見つけたという方もいることだろう。そしてリリースから1週間以上が経過した今、とある武器がマルチプレイモードにおいて猛威を振るっているようだ。海外メディアPolygonなどが報じている。
一部ユーザーからは最強との声も上がっている“とある武器”の名は「725」。長い射程距離を特徴とする2連式ショットガンだ。多くのFPS作品においてショットガンは「威力が高く、レンジが短い武器」として登場しており、強さを発揮するには射撃対象への接近が求められる場合がほとんどである。しかし『COD:MW』に登場する725は、スナイパーライフルばりの長い射程距離を携えている。威力に関しても申し分なく、通常のショットガンと同様にワンショットキルが可能。ショットガンにもかかわらず、スナイパーとしての用途も満たせるといった点から多くのプレイヤーが今、725の強さに注目しているというわけだ。
725の性能は、『COD:MW』のredditコミュニティ上でも注目されている。redditユーザーのTmuIIz氏が「I believe that I have just hit the longest shotgun shot in call of duty history(CoD史上もっとも長い距離からショットガンでキルしたかもしれない)」というタイトルにて動画クリップを投稿。映像には、向こう岸にいる敵スナイパーを725でキルしようと試みるTmuIIz氏の姿が映し出されている。すると2発目に撃った銃弾が放物線を描きながら対岸にいるスナイパーに見事ヒット。到底ショットガンとは思えない距離からのキルに、コメント欄には一体どういうことだと驚く声が多数寄せられている。
Longest shotgun shot in Call of Duty history… 👀
(via u/TmuIIz) #ModernWarfare pic.twitter.com/ijWWVKWikJ
— Black Ops 6 Intel (@BlackOps6Intel) November 3, 2019
近距離、遠距離を問わず高威力を発揮できる725だが、リロードが遅いという明確な弱点も存在する。くわえて弾の装填数は2発となっているため、弾を外すと途端に返り討ちに遭うリスクが高くなる武器とも言えるだろう。ただし『COD:MW』では、ガンスミスを活用することで武器の弱点をある程度補うことができるという点を忘れてはならない。そればかりか、装着するアタッチメントによっては725の長所をさらに伸ばすことが可能だ。
まずリロード速度に関しては、PERKのスライハンドを利用することでいくらか早めることができる。そしてマズル部分にチョークを、バレルにテンペス32″コンペティションを装着すると弾のばらつきが抑えられ、元々長い射程距離がさらに長くなるのだ。こうした武器のカスタム要素も相まって、多くのプレイヤーは725の強力な性能に目を向けているのかもしれない。
一方で、前述したアタッチメントを装備するとエイムや移動速度が遅くなるというデメリットも発生する。ゆえに725は決して万能な武器とは言えないが、それでも他の武器と比較して突出した長所を受け持っていることは確かである。reddit上では725は壊れ武器であり、調整が必要だとの意見が寄せられているなか、現代のスラグ弾(ショットガンの弾)は長距離の射撃にも対応しており、725の性能は何ら不自然ではないとの声も見られる。どうやら725の性能を巡っては、武器バランスの崩壊を危惧するユーザーとリアリティを重視するユーザーとの間で議論が交わされているようだ。特に『COD:MW』は、リアルな描写に力を入れている作品ということもあり、このような対立構造が出来ているのかもしれない。
現時点で725の調整予定については公式から明かされていないが、デッドサイレンスの修正など、発売から早いペースでアップデートが重ねられていることを踏まえると、今後何らかの形で武器に修正が施される可能性は高いと思われる。果たして公式は武器バランスの調整に注力するのか、もしくはあくまでリアルを重視し、現状維持を採るのか。725の性能に関してはユーザーの見解が分かれているだけに、今後の公式の対応に注目していきたいところである。