中世ファンタジー酒場運営SLG『Crossroads Inn』Steamにて発売。酒場で働く数奇な運命の若者となり、経営に勤しむ
パブリッシャーのKlabaterは10月24日、Kraken Unleashedが手がける酒場運営・運営シミュレーションゲーム『Crossroads Inn』をSteamにて発売した。価格は2050円で、10月31日までは10パーセントオフの1845円で購入可能。シーズンパスを同梱する「Artisan Edition」なども割引価格にて販売されている。
『Crossroads Inn』は、中世のファンタジー世界にて酒場兼宿屋を運営するシミュレーションゲームだ。キャンペーンモードでは、叔父が経営する酒場で熱心に働きながら、地元での人気を高め、嫁をもらい幸せに暮らすことを目指す。そして、成人を迎えた際に叔父から酒場を受け継ぐことになるが、同時にそれまで隠されていた主人公の生い立ちにまつわる真実を告げられ、大きな物語へと発展していく。エンディングは12種類用意されているとのこと。
サンドボックスモードも用意されており、こちらはコアなシミュレーションゲームファンのためのゲームモード。酒場の建設や運営のみに焦点を当てたモードで、ほぼエンドレスに楽しめるという。まずは更地に酒場を建設するところから始まる。従業員が効率よく働けようようなレイアウトを考えながら、家具や内装、装飾品、そして酒場としての設備を揃えていく。
従業員には計7種類の職種が存在し、酒場の経営プランに合わせて雇い、そして管理する。たとえば料理を作るキッチンスタッフや、酒樽などを運ぶ人夫、音楽を演奏する吟遊詩人、また用心棒や情婦などもいる。客をもてなし楽しませ、同時にトラブルにも対処できるようにするのだ。また、酒場を経営する中ではランダムイベントも発生し、その都度判断を求められる。
さまざま入手できるレシピをもとに料理を提供したり、酒場の内装に手を加えていくことは本作の重要なゲームプレイのひとつ。ただし、この酒場がある国ではたびたび紛争が起こり緊張感が高まっている。食材や資材の価格や在庫は常に変動し、場合によっては入手できなくなることも。そうした場合は、流通ルートを変更したり新たな取引先を見つけるなどして必要な物資を確保する必要がある。また、この世界には3つの王国が存在し、たとえばある国では食料が不足しがちであるなどの特色があるという。
『Crossroads Inn』は、Kickstarterにて資金を獲得して開発された。KickstarterキャンペーンではXbox One版もリリース予定としていたが、こちらの発売日は未定。ちなみに、PS4/Nintendo Switch版を開発するストレッチゴールには到達しなかった。開発元Kraken Unleashedは今後も開発を続け、DLCとしてコンテンツを充実させていく姿勢を見せている。現時点では、酒場でペットを飼える要素や、非合法活動に手を染めることができる秘密の地下室の建設、また冒険者の装備を修理する工房や、浴場などのコンテンツ追加が予定されている。