『オーバーウォッチ』ワークショップでBlizzard版「テトリス」が制作される
『オーバーウォッチ』のワークショップ機能でテトリスを再現したユーザーが現れた。GamesRader+などが報じ話題となっている。『オーバーウォッチ』は本来チーム制のFPSだが、ワークショップ機能でルールの設定を細かく変更でき、これを利用して制作された作品だ。
『オーバーウォッチ』のワークショップ機能は、スクリプトを使用してユーザーが自由にルールを設定して遊ぶことができるモード。基本的にはプログラミングに精通したプレイヤー向けの自由度が高い機能で、今回のようにFPSというゲームの性質とまったく異なるゲームを設定することもできる。この機能が実装されてから多くのユーザーがユニークな作品が発表しており、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズを模した格闘ゲームなど過去に制作されていた。
Redditユーザーのochotonida氏はワークショップ機能を使って「テトリス」を再現したようだ。「NECROPOLIS」のマップを背景にしたこのゲームは、テトリミノが横一列に並ぶと段が消滅する基礎的な仕組みはもちろん、次のテトリミノが表示されるUIも実装されている。ochotonidas氏は「テトリス」で現在スタンダードなSRS(Super Rotation System)というテトリミノ(ブロック)が壁の際でも軸をずらすことで回転させるシステムを参考にしたそうで、簡単な壁際でのブロックの挙動も一部再現。T,L,J,S,Z字のテトリミノは壁際でも回転できる。
操作も本物の「テトリス」と同様に単純で、左右に入力するとテトリミノも左右に移動、上下に入力することで回転させることができる。落下速度はジャンプを長押しすることで変更できる。ゲームの終了条件はブロックが最上段に達するか、ワークショップのゲーム内のオブジェクトの上限に達することだ。
『オーバーウォッチ』でほかのユーザーの作成したゲームを遊びたい場合、まずはゲームブラウザから「作成」を選ぶ。マッチのロビーに移動するので、「設定」の項目にある「ロード」の欄にコードを入力することで遊ぶことができる。テトリスを遊ぶためのコードはX236Dまたは改良版のK08GKだ。ochotonida氏が作成したテトリスのスクリプトも、上記のコードを入力すればゲーム内で誰でも閲覧できる。気になった方はぜひ一度プレイしてみてはいかがだろうか。