未来のゴルフ場建設・運営シム『GolfTopia』Steam向けに発表。ゴルファーの要望を聞きながら理想のコースをデザインする

カナダのインディースタジオMinMax Gamesは10月16日、ゴルフ場建設・運営シミュレーションゲーム『GolfTopia』を発表した。『GolfTopia』では、プレイヤーは未来の世界を舞台にとある島を切り拓き、オリジナルのゴルフ場を建設する。

カナダのインディースタジオMinMax Gamesは10月16日、ゴルフ場建設・運営シミュレーションゲーム『GolfTopia』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2020年第1四半期に発売予定。

『GolfTopia』では、プレイヤーは未来の世界を舞台にとある島を切り拓き、オリジナルのゴルフ場を建設。そして訪れるゴルファーを満足させることを目指す。まずゴルフ場の建設では、ティグラウンドからフェアウェイ、そしてグリーンおよびカップまでのプレイの流れを想定しながら、合わせて18コースを自由にデザインする。木々を伐採するだけでなく、地形も変えることができるようだ。

コース内にはバンカーや障害物となる岩、あるいは夜間でもプレイできるよう照明を設置できるほか、巨大な送風機を置いて風の流れを作ったり、ボールが別の地点にワープするテレポーター、あるいはピンボールのバンパーのような特殊な装置なども設置可能。本作はリアルさを追求するというより、アトラクション的な楽しみを表現できる作品となる。そのほか、ゴルファーを受け入れるビジター施設や、コース間の移動手段も用意。ドライビングレンジのような練習エリアも造成できる。

プレイヤーが建設したゴルフ場には、合わせて200人のゴルファーが頻繁に訪れることになる。彼らはプレイを通じてゴルフスキルを上げていくだけでなく、100種類以上用意される思考パターンにより、コースごとの要望も出すようになるという。たとえば「トイレに行きたい」とか「グリーンが大きすぎる」といった意見が寄せられるため、それに対応するようにゴルフ場を改造するとそのゴルファーの満足度が高まり、優良会員となってさらにお金を落としてくれる。なお不満だけでなく、「ここの打ち上げショットは楽しい」といったコースの良い面も伝えてくるようだ。

ゴルフ場の管理においては、雑草も悩みの種である。雑草は放置するとコースのあらゆる場所を侵食し、設置した設備に絡みついたり、フェアウェイなどが草に覆われてプレイもままならなくなる。これではゴルファーの不満もたまってしまうだろう。対応策としては、草刈りドローンを導入したり、コース内に雑草を焼くタレットを配置したりといったものがある。

『GolfTopia』を手がけるMinMax Gamesは2人だけのチームで、これまでに『Space Pirates and Zombies』シリーズをリリースしている。それに続く作品には、それぞれが作りたいものを開発すると決めたため、本作はひとりだけで制作しているとのこと(もうひとりも近く新作を発表予定)。ゴルフ場のシミュレーションゲームを選んだのは、『シド・マイヤーズ シムゴルフ』が好きだからだそうだ。

本作にてゴルフ場を開発するにあたっては、もちろん限られた予算の中でやりくりしなければならない。そのため訪れるゴルファーを満足させるよう、ひとりひとりの要望をバランスよく汲みあげることが重要になるだろう。一方で、逆にゴルファーに試練を与えるような悪夢のコースを作る楽しみ方もできるとのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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