Windows 10と連携するXbox One、マウス&キーボード対応はそう遠くない。Xbox事業ボスが伝える
Xbox事業のトップであるPhil Spencer氏はTwitterにて、Xbox Oneのマウス&キーボード対応はそう遠くないとツイートした。これはとある海外ゲーマーのツイートに対してPhil Spencer氏が回答したもの。またPhil Spencer氏は、特にマウスの対応は必要であるともツイートしている。
@lgriao @PNF4LYFE @Tak225Th Yep, keyboard and mouse support for Xbox would need to be there for this to work, those aren’t far away.
— Phil Spencer (@XboxP3) 2015, 7月 21
「Xim」などのアダプタを使えば現時点でもXbox Oneでマウスとキーボードを使用可能になるのだが、公式にサポートされているわけではない。たとえ動作したとしても遅延の発生や、プロファイルの細かな設定が必要になり面倒に感じることもある。また、オンラインマルチプレイでの使用を禁止しているタイトルもあり、BANの対象になることもある。Xbox Oneがマウス&キーボードに正式に対応し、アダプタを介すことなく接続できるようになれば、そういった心配は無用となるはずだ。
より快適な操作で遊べるゲームもあるだろう。ゲームパッドで遊ぶことをイメージしづらいRTSが、Xbox One向けに発売される可能性もある。ただ、良いことばかりではない。たとえばFPSタイトルの場合、照準の移動速度や操作量の多さは、ゲームパッドよりもマウス&キーボードのほうが一般的には向いていると考えられる。これが前述したアダプタの使用禁止の理由のひとつである。正式に対応となるとオンラインマルチプレイでは、プレイヤーが所持している入力デバイスによって差が生じてしまう恐れがある。
発売が迫るWindows 10にはXbox Live機能が実装され、Xbox Oneのゲームストーミングやゲームプレイを録画するGame DVRも搭載される。また、Xbox Oneとゲームのクロスプラットフォームマルチプレイが可能になる。どれほど多くのタイトルが対応するのか定かではないが(Windows Vista時代よりは多いと信じたいが……)、Xbox Oneプレイヤーは必然的にマウス&キーボードのプレイヤーとの対戦を強いられる機会が増えていくだろう。そう考えると、近い将来での対応が期待される。