『ポケモンGO』にハマる台湾の“ポケモンおじいちゃん”がさらに進化、45台持ちに。未だ規約違反の処分はなし
『ポケモンGO』にハマり続ける台湾在住のプレイヤー陳清波氏。70歳にして『ポケモンGO』にハマっているというだけでなく、大量のスマートフォンを自転車に装着しプレイしていることで注目を集める人物だ。今年の3月にはASUSのアンバサダーに任命され、さらに活躍の場を広げている。氏はこれまで約20台ものスマートフォンを自転車に装着し『ポケモンGO』を遊んでいると報告されていたが、なんとそのスマホの台数は45台にまで増えているという。
今月10月頭より、台湾の「新北サファリゾーン」が開催されている。南米にしか出現しない地域限定ポケモンのヘラクロスが登場したり、アンノーンが現れたり、色違いポケモンが出やすかったりと、現地でしかできない『ポケモンGO』アクティビティが楽しめる。同イベントに、陳清波氏が登場しその進化っぷりが注目されている。
陳氏は現地入りし早々にユーザーに囲まれてしまう。ヘビーユーザーのおじいちゃんとしてもともと注目度の高い人物であるが、愛用の自転車にはなんと45台のスマートフォンが装着されているという。トレードマークである赤色の自転車の、カゴの部分が魔改造されており、現地で撮影された画像から計算しても、確かに45台のスマートフォンが装着されていることが確認できる。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10162254682395534&set=gm.2469222053324286
※ スマートフォンの形状はどれも同じ。ASUSから提供を受けているのかもしれない
自由時報によると、陳氏はポケモンを捕りたかったものの、結局はファン(?)の対応に追われあまりイベントを満喫できていないそうだ。台湾だけでなく、韓国からの人気も高いとされ、国内外のユーザーに対応を追われていたという。20台ものスマホを持ち、装着しているというだけでも驚きであるが、45台というのはなかなか極まっている。なお、新北サファリゾーンは、複数スマホ持ちとして恩恵を受けやすいレイドバトルに関する大きなイベントはないようだ。ポケモンの捕獲だけでなく、自らの存在感を誇示する狙いもあったのかもしれない。
一方で、自転車として利用する上での視界の悪さや、スマホを固定する器具の安定性や安全面などの懸念が残る。そして何より、以前より糾弾されている「複数アカウント持ちは規約違反」という根本的な問題は残ったまま。Nianticは、サービス利用規約の中で「同一の本サービスを複数のアカウントによってプレイすること」を不正行為としてみなしている。氏は規約違反をしているのだ。
陳氏に対しては、以前からアイドル的な人気と規約違反による疑念の両方の目が集まっている。冒頭に述べたようにASUSのアンバサダーに任命されるなど(関連記事)、複数台持ちのやりこみプレイヤーであることがステータスとして肯定されている点も懸念されているが、依然として処分はないまま。処分を受けるどころか、さらなる進化を遂げつつある。どんどん存在感を増す“ポケモンおじいちゃん”は、どこまで進化を見せ、その進化はいつまで許されるのだろうか。