「脳トレ」が帰ってくる。任天堂が『脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』を発表、発売は12月
任天堂は9月30日、『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』をNintendo Switch向けに発表した。発売日は12月27日で、タッチペンを同梱するパッケージ版の価格は税別3480円。ダウンロード版は税別2680円。
『脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』は、かつてニンテンドーDSで発売された「脳を鍛える大人のDSトレーニング」シリーズ最新作。縦画面にてタッチペンや音声機能を用いて、さまざまなアクテビティを介して脳年齢をはかり、そして脳年齢の若返りを目指すという作品。Nintendo Switchにおいては、グラフィックはもちろんのこと、機能面での同ハードのギミックを活かしたものとなっている。
Joy-ConのモーションIRカメラをかざして指の形を読み取るという、「後出勝負テスト」「指計算」などを用いた指脳トレ。野鳥を数える速さを競う「野鳥数え」やお手本の旗の振り方を覚えて旗を振る「旗上げ」など、ふたりで遊ぶ対戦脳トレ。文字を書いたり所定の写真の選ぶといった、タッチペンを使ったギミックも。2つの課題を同時にこなす「二重課題」が新作として収録されている。脳年齢チェックでは、ランダムに出題される3つのテストから、情報処理速度・ 短期記憶力・抑制力を評価し、あなたの総合的な「脳年齢」を測定。これまでの作品よりも多角的かつ正確に脳年齢がはかられるだろう。
そのほか細かなサポート機能も用意されており、代表的なのが日々のトレーニング成果を共有できる「脳トレメール」。インターネットを介して、離れて暮らしている家族のトレーニング状況を、自動で受け取ることができるという。そのほか、トレーニング時間をはかるアラームやフレンドと脳年齢やアクテビティの記録を競うランキングも。発売後のアップデートでは、「世界一斉脳トレ大会」なる定期大会も繰り広げられるという。なお、先日発売されたNintendo Switch Liteは、コントローラーの機能が制限されているがゆえに「後出勝負テスト」「指計算」「指体操」「野鳥数え」「旗揚げ」「箱数え」はプレイできないという。その点だけ留意しておくといいだろう。
『脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』は、12月27日に発売予定。これまで空席だった任天堂の発売カレンダーの「12月」枠にぴたっとはまった形だ。『リングフィット アドベンチャー』と同様に、過去ヒットしたタイトルのある種の復刻を目指す任天堂。「脳を鍛える大人のDSトレーニング」は2作品で全世界2000万本を売り上げたといい、社会現象を起こしたが、現代向けに生まれ変わった脳トレは、ユーザーにどのように受け入れられるのだろうか。