『PlanetSide Arena』基本プレイ無料でSteam早期アクセス配信開始。最大300人の大規模SFマルチプレイシューター、来年には最大1000人対戦も予定

 

Daybreak Game Companyは9月20日、基本プレイ無料タイトル『PlanetSide Arena』のSteam早期アクセス配信を開始した。別途、武器やスーツ用のスキンを複数同梱した「Recruit Edition」(2050円)「Legendary Edition」(5150円)も販売されている。

同作はMMOFPS『PlanetSide』フランチャイズの特徴である大規模戦をマッチ単位で楽しめる、基本プレイ無料の一人称視点/三人称視点SFシューター。現時点では、最大300人(1組最大12人)のSQUADSと、最大150人(1組最大3人)のTEAMという2種類のゲームモードが用意されている。

プレイヤーは戦場に向けて飛行船から降下した後、時間経過とともに縮小し続ける安全エリアにとどまりながら、最後の生き残りになるまで敵対チームを蹴散らしていく。巨大な戦場では、初期状態で保有している個人用車両のほか、戦車やオフロードカーなどを運転することも可能。移動・戦闘の両面において重宝するだろう。

また本作はクラス制のシューターとなっており、早期アクセス開始時点ではアサルト、メディック、エンジニアの3種類から選択可能。それぞれ固有のアビリティ、ユテリティ/ツール、武器オプションを有している。各クラスの特徴は以下のとおり:

アサルトクラス
・エスケープジェット:背中のジェットパックを使い前方へ高速移動
・フラッシュトーテム:発動時に敵の視界を奪うトーテムを設置
・カービン銃およびスピードと機動力を強化する武器Modを使用可能

メディック
・チームヒール:一定範囲内の味方を回復
・シールド再生器:シールドを再チャージするデバイスを設置
・スカウトライフルを使用可能。他クラスよりも味方の蘇生時間が短い

エンジニア
・スピットファイアタレット:敵プレイヤー/乗り物を狙うオートタレットを設置
・ハードライトバリア:味方のカバー用バリアを設置
・LMGおよびユテリティ向上Modを使用可能

アサルトライフルやSMGといった銃器に関しては、マッチ開始前にロードアウトを決めることができる。手ぶらの状態からスタートするわけではなく、メインウェポン、セカンダリーウェポン、サイドアームを1種類ずつセットして戦いに向かうのだ。マッチ開始後はアップグレードアイテムを拾ったり、マッチ通貨のナノマシンをマップ各所にあるターミナル(ナノマシンストア)で消費することで、レア、エピック、レジェンダリーと装備品を強化していく。別枠として、マッチ中に手に入る強力なパワー兵器も存在する。

同作では今後もさまざまなゲームモードが追加されていく予定であり、まずは2019 Q4にソロモードやイベントモード「Sunderdome」を追加。2020 Q1にはギルド対抗戦である「Outfit Wars」、2020 Q2には最大1000人の大規模戦「Massive Clash」を導入するとともに、PC版の正式ローンチおよびPlayStation 4/Xbox One向けの配信を開始する計画となっている。ゲームモード以外にも、早期アクセス期間中には新武器・クラス・乗り物・マップの追加、銃器・スーツのプログレッションシステム拡張などが目指されている。

早期アクセス開始時点では、やや不自然な翻訳や翻訳漏れが散見されるものの、日本語にも公式対応済み。本稿執筆時点ではまだ配信が始まったばかりということで、大人数のマッチングは体験できず。長期運営にあたっては、最大300人という大規模戦のポテンシャルをフルに発揮できるようなプレイヤー人口を確保できるかどうかが、勝負どころとなるだろう。