「ターミネーター」のゲーム新作『Terminator: Resistance』発表。ゲーム『ランボー』開発元が描く「審判の日」30年後の世界
パブリッシャーReef Entertainmentは9月19日、『Terminator: Resistance』を発表。現地時間11月15日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPS4/Xbox One/PC(Steam)。開発を手がけるのはポーランドのスタジオTeyonで、Unreal Engine 4を用いて開発されている。本作は映画「ターミネーター」のライセンスを取得し制作されている、公式ビデオゲームだ。
コンピューター「スカイネット」が人類を相手取り反乱を起こした「審判の日」の30年後の世界。荒れ果てたロサンゼルスが、本作の舞台となる。主人公は、ジョン・コナーが率いる人類抵抗軍の兵士ジェイコブ・リバーズ。ジェイコブは位の低い単なる兵士でありながら、どういうわけかスカイネットから標的にされているという。新たな主人公ジェイコブとして、スカイネットに立ち向かうのだ。
『Terminator: Resistance』は、一人称視点で展開されるシューティングゲームだ。シングルプレイに特化して作られているという。プラズマガンや銃を用いての戦いが繰り広げられる。原作にも登場するT-800などに加えて、オリジナルに考案された敵を打ち負かしていく。ステルスやハッキングなどを駆使して場面を打開することもあるという。
本作においては、RPG要素も導入されている。成長タイプを決めて主人公をレベルアップさせていったり、フィールドを散策してスクラップをあさり、トレードをしたりクラフトをするといった要素も。レジスタンスとしてのランクを上げていくメインミッションのほかにも、友人を助けるサイドクエストなども用意されているとのこと。戦いの中で多くの人々と出会うことになり、それぞれの人物には使命や背景が存在する。プレイヤーの選択によって、人々の運命および生死は変化し、その結果はエンディングに反映されるようだ。
「ターミネーター」映画2作品をベースとしながら、独自の物語を描くという『Terminator: Resistance』。Teyonはモバイルゲーム開発をメインとしているほか、過去に手がけたレールシューター『Rambo The Video Game』は、国内外で酷評された苦い過去がある(Metacritic)。販売元であるReef Entertainmentは、「ターミネーター」のゲーム新作を開発していることを公表した際には、「ターミネーター」の映画2作品でつくられた世界をあらゆる点から研究し、高品質なゲームを作るためにあらゆる素材を用いる(抄訳)と語っていた(Polygon)。
発表から発売日がかなり近いことや前述した開発の問題など、いくつかの懸念があるものの、UE4で描かれた美しい「ターミネーター」世界が目を引く。日本展開がされるかも不明であるが、まだまだ出ている情報が少ないので、続報を待っておくといいかもしれない。