警察ストラテジー『Rebel Cops』日本語対応で9月18日発売。ターン制バトルに特化した『This Is the Police』シリーズ派生作品

パブリッシャーのTHQ NordicならびにベラルーシのインディースタジオWeappy Studioは9月6日、警察ストラテジー『Rebel Cops』を発表した。

パブリッシャーのTHQ NordicならびにベラルーシのインディースタジオWeappy Studioは9月6日、警察ストラテジー『Rebel Cops』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG
および海外Nintendo Switch/PS4/Xbox One。日本語インターフェース/字幕対応で9月18日のリリースが予定されている。

『Rebel Cops』は町で起こるさまざまな事件を解決するべく、警察署長として警官や刑事を派遣するストラテジーゲーム『This Is the Police』シリーズのスピンオフ作品。郊外に佇む田舎町「リプトン」は凶悪な犯罪組織のボスであるヴィクター・ズエフの手に落ちた。ズエフの力を前に町の権力者のみならず、警察までも降伏する事態に。さらにズエフは町のあらゆる事業を支配下に置き、犯罪帝国を作り上げようとしている。しかし町が混乱に陥る中、ズエフに屈することを拒み、反抗組織を立ち上げた警官たちがいた。プレイヤーは町の平和を取り戻すため、警官たちを率いてズエフの脅威に立ち向かうのだ。

本作では過去作『This Is the Police 2』に採用されたターンベースの戦闘要素を受け継ぎつつも、体力ゲージの排除という大きな変更が加えられている。銃弾を受けると出血し、頭部を撃たれると即死するという。そのため、戦闘を有利に運ぶには銃や警棒などを用いた攻撃だけでなく、非殺傷武器を駆使したステルス行動による敵の無力化が求められる。犯罪者を殺すのではなく、逮捕することが警官の務めというわけだ。また、仲間をアップグレードすることによって新たな武器や特殊なパークの使用が可能に。本作のアナウンストレイラーではストレングス、射撃、スピード、3つのパークの存在が確認できる。『This Is the Police 2』に登場した交渉や知能といったパークは本作にも用意されるのだろうか。気になるポイントである。

前述したとおり、戦闘においてステルスが重要となる本作だが、時には武力行使を必要とする場面に出くわすことだろう。となれば入念な準備が必要だ。武器やアーマー、救急箱などのアイテムはミッションの最中に周辺を探索することによって調達できる。中には闇市場に高値で売却可能な貴重品が手に入ることもあるようだ。さらに本作では、サンドボックスゲームに匹敵する広大なマップを探索することも可能。フィールドに点在する金庫や貯蔵庫をこじ開けたり、立ち入り禁止エリアへ侵入したりすることでさまざまなアイテムを発見できるようだ。

本作で求められることは犯人の逮捕や物質の確保だけではない。町の評判も大切な要素だ。市民や味方の要求を無視あるいは価値観を共有できなかった場合、プレイヤーに対する町の評判は低下するという。また、ミッション遂行中に罪のない人間が命を落とした場合も人々の信用を失うこととなる。こうしてプレイヤーの名声が落ちていくと、商人から取引を拒否されたり、味方が離れたりとプレイヤーにとって不利な出来事が起こるようだ。プレイヤーの目的と市民や味方からの要求との間でうまく優先順位をつけていく必要がありそうだ。

シリーズ独自の世界観は受け継ぎつつも、よりターン制ストラテジーに特化したスピンオフ作品『Rebel Cops』。体力ゲージの排除や評判システムの採用により、過去のシリーズ作品よりも柔軟な戦術が求められる作品となりそうだ。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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