サイバーパンクアクション『Ghostrunner』ゲームプレイ映像公開。パルクールで街を駆け、斬撃で敵を葬る

パブリッシャーのAll in! Gamesは8月23日、ポーランドのインディースタジオOne More Levelが手がけるサイバーパンク・アクションゲーム『Ghostrunner』のゲームプレイ映像を公開した。

パブリッシャーのAll in! Gamesは8月23日、ポーランドのインディースタジオOne More Levelが手がけるサイバーパンク・アクションゲーム『Ghostrunner』のゲームプレイ映像を公開した。本作は、本日までドイツで開催されているgamescom 2019に出展されており、そのプレイアブルデモの映像である。

『Ghostrunner』の舞台となるのは、地球規模の天変地異により人類の大部分が死滅した未来の世界。残された人々は巨大タワーのシェルター内に築かれた街に暮らしているが、みなインプラントを埋め込まれ、The Keymasterと呼ばれる存在に管理されているという。抑圧と貧困、そして暴力で溢れる街では反乱を起こす者が現れるのは必定。プレイヤーはサイバーウォリアーとなってタワーを駆け上り、The Keymasterとの対決に臨む。その中では、タワーを築いたThe Architectと呼ばれる人物の死の謎にも迫るという。

本作は一人称視点を採用し、スピード感のあるパルクールアクションが特徴のひとつ。段差をよじ登ったりウォールランをしたり、あるいはスライディングや空中ダッシュなどを駆使しながらステージを進んでいく。ゲーム内でプレイヤーに常に語りかけているのは、獄中にいるという反乱を手引きしていると思しき謎の人物。主人公のサイバーウォリアーに対しては、インプラントに働きかけるソフトウェアを提供することで戦闘能力を与えているようだ。この人物を脱獄させることが、今回の映像でプレイしている場面の目的となる。

サイバーパンクの世界観を表現する美しい描写も本作の魅力のひとつ。PC版ではリアルタイム・レイトレーシングをサポートする

ステージでは敵が待ち構えており、それに対してプレイヤーは手にする剣にて葬っていく。本作はワンショットワンキル制を採用しており、プレイヤーも敵も一撃で死ぬ。そのため、銃撃をいかに避けながら接敵するかがポイントとなるだろう。サイバーウォリアーにはダッシュや空中ダッシュのほか、ジャンプ中に使用できる感覚ブーストという能力もある。これを使うと一定時間のあいだ超スローになり、弾道を見極めながら左右に避けることができ、そのまま空中ダッシュで敵に接近して斬り捨てることが可能となる。

ステージによってはグラップリングフックを使用できるエリアもあり、大きなギャップを飛び越えながら進んでいく。ウォールランからジャンプしてフックをかけ、さらにウォールランするといったコンビネーションを求められる場面も。また、ルートの中には触れると死ぬトラップが設置されていることもあり、パルクールアクションは爽快なだけではなく、繊細な操作が求められることが分かる。

ステージは基本的には一本道となるが、複数の攻略ルートが用意されている場面もあり、待ち受ける敵に手を焼くようなら別のルートを試してみると良さそうだ。本作は、一撃で死にトライ&エラーを繰り返す作品となるが、映像を見ると直前からすぐにリスタートしているためストレスは少なさそうである。そして映像の最後では、プレイヤーに語りかけていた獄中の人物と対面し、“内なる世界”へと誘われる。サイバーウォリアーは、物理世界とサイバー空間の両方で戦うことができる能力があるそうで、この次のステージは「少し奇妙に感じるかもしれない」とこの人物が述べるサイバー空間へと移るようだ。これまで見てきた物理世界とはどのように異なるのか気になるところである。

『Ghostrunner』は、PC(Steam)および海外Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに2020年発売予定。Steamのストアページによると日本語表示にも対応するようだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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