PCならではの楽しさが増えた、モバイル出身のシンプル・アクションゲーム『Timberman』

「One Coin Gamer」 は、1コインつまりは定価500円以下で購入できるゲーム(ただしモバイル向けを除く)を紹介する連載企画。サクッとプレイできる良いゲームを求めている人、奇天烈なゲームを求めている人、とにかくお金を節約したい人たちに向け、魑魅魍魎の低価格帯ゲームを実際にプレイし、面白い面白くないに関わらず紹介してゆく。

第14回でピックアップする『Timberman』は 、1画面のみという限られたフィールドのなかで、1プレイでどれだけ高いスコアを出せるかを目指すアクションゲームだ。開発元は、モバイルゲームを専門に手がけるDigital Melody。2014年に無料でリリースされていたモバイル版を元に、PC版ならではの要素が追加され、Steamにて98円の価格で配信された。

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ただひたすらが面白い

目の前にある木を落とし続けろ
目の前にある木を落とし続けろ

ゲームをスタートすると、画面中央に大木と、プレイヤーが操作する木こりが現れる。このシチュエーションから連想されるように、プレイヤーは大木を切り続ける――というより、だるま落としのように1段ずつ叩き落としていく。

操作は2つのボタンのみで、キーボードやゲームパッドなどで方向キーを押し、木の左右に移動しながら切り落としていく。この左右に移動することが重要で、プレイヤーは落ちてきた枝を避けなければならない。木こりのくせに、枝に当たっただけで死んでゲームオーバーになってしまうのだ。

画面の上に表示されているゲージは時間の経過とともに減っていき、すべてなくなってもゲームオーバーになる。ゲージを増やす方法は、木を切ることのみだ。つまり、プレイヤーは休むことなく、しかも枝に当たらないように左右に避けながら木を切り続けていかないといけない。

さらに、一定のスコアに達するとレベルが上がっていき、そのたびにゲージの減少も早くなる。だんだん忙しくなっていくが、焦って間違えないように切り続けていくことが高得点につながる。枝を避けながら伐採をするという回避と攻撃・得点・時間、これらすべての要素が2ボタンの操作のみで展開される。それがこのゲームの、シンプルだからこその魅力となっている。

クリスマスの時期は、背景が変わるイベントがあった
クリスマスの時期は、背景が変わるイベントがあった

『Timberman』はゲームオーバーまでエンドレスで続けていくもので、ステージやクリアなどは用意されていない。木をただひたすら切り続けてハイスコアを目指すのみだ。また、特定の条件に達すると新しいキャラクターが使用できるようになるという、繰り返しプレイさせるための要素を設けているが、見た目の変化だけで性能に違いはない。

枝の方向はランダムに出現するため、左右がバラバラに出るときもあれば、同じ方向に一直線に並んでいるときもある。常にその並び方を見ながら、速度を落とさないようにキーを叩き続けないといけない。慣れないうちはその対応についていけず、ときには数秒でミスしてしまうだろう。

しかし、繰り返しプレイして慣れてくると、少しずつ高いスコアに到達できるようになって、キーを素早く軽快に連打して木をガンガン落としていけるようになる。回避・攻撃(伐採)・得点、この三つに気持ちよさを感じ、「木をただひたすら切り続けてハイスコアを目指したい」と思うようになったら、このゲームに魅了されている。

 

PC版の楽しみ方

モバイル版は昨年配信されていると書いたが、ここで改めて紹介する理由は、今年リリースされたPC版ならではの新要素があるからだ。その一つは操作で、画面のタップからパッドやキーボード、またマウスクリックでもプレイできるという点だ。特に、実際に押す感触があるデバイスだとより操作しやすくなる。でもキーボードは連打がしやすく、軽快にプレイできるのでおすすめだ。

ネットを使った4人プレイ。誰が最も高いスコアを叩き出せるか競う
ネットを使った4人プレイ。誰が最も高いスコアを叩き出せるか競う

もう一つは、新たに追加されたインターネットを使った1対1の対戦や、最大4人までの同時プレイでスコアを競うモードだ。ルールは通常モードと同じだが、自分が先にゲームオーバーになったとき、ほかのプレイヤーが目の前でスコアを上げているのを見ると、悔しくなって再挑戦したくなる。そこには、パーティーゲームのような多人数だからこその楽しさがある。

モバイルで出ていたゲームがPCで発売されることや、ネット対戦の追加はこれに限ったことではないが、そのおかげで遊び方が広がった。PCで手軽に楽しみたいという人だけでなく、モバイル版に触れたという人も、友達を誘って遊んでみてはいかがだろうか。

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