“手作りの船”を海に浮かべるクラフトシム『Sea of Craft』正式発表。物理演算で浮かび揺られそして沈む

インディースタジオWizard Gamesは6月5日、『Sea of Craft』を正式発表した。『Sea of Craft』は、船をテーマとしたクラフトゲームだ。

インディースタジオWizard Gamesは6月5日、『Sea of Craft』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、10月の早期アクセス配信が予定されている。また近日中に体験版を配信予定だ。

『Sea of Craft』は、船をテーマとしたクラフトゲームだ。プレイヤーは数百種類の素材からパーツを選び、船を構成する。物理演算にのっとり、“ちゃんと浮くか”を考えながら船を組み立てるのだ。実際に船を作ったら、本作の舞台の海となるBeela South Seaに浮かべてみよう。動くことが確認できれば、早速冒険に出かけるのだ。

本作では、船を使ってさまざまな挑戦ができる。シングルプレイ向けコンテンツとしては、アドベンチャーモードなるものがあり、チャプターをクリアしていく形式だ。具体的にはタイムアタックや戦闘による他船の破壊、的当て、困難なロケーションへの到達など。それぞれのアクティビティに応じ、適した船のカスタマイズが必要になるだろう。広大な海を探索することも可能。舞台となる海は、かつて文明が存在していたといい、お宝を集めることで船の能力が強化されていく。現地の人々と交易するもいいだろう。トレイラー映像では、巨大なクラーケンらしき敵するシーンも映し出されている。時に化け物との戦いも強いられそうだ。


また本作ではオンライン要素も導入されている。他プレイヤーと船で戦うマルチプレイや、他プレイヤーが生み出した船をダウンロードする仕組みが用意されているとのこと。独創的な船を生み出し、世界中の人々とシェアしよう。作れる船の種類は幅広い。サメ型のものから車輪で推進するもの。多足型からヘリコプター型に、イカダ型。荒々しく作るも美しく作るもプレイヤー次第。

船をクラフトするゲームといえば、これまでにも『From the Depths』や『The Last Leviathan』などが生み出されてきた。同ジャンルの人気作としては『Besiege』があり、同作からの影響も感じられる。本作は、船を作るだけでなく、作った船でさまざまなアクティビティをこなすというのが特色になりそうだ。

現在Steamでは現在ベータテスターが募られているほか、6月9日から開始予定のSteam Game Festivalにて体験版が配信予定。体験版では8つのチャプターと、76のパーツを用いた船づくりが楽しめるとのこと。ウィッシュリストに追加しておき、体験版にてその出来栄えを見てみるといいだろう。

『Sea of Craft』は、Steamにて2020年10月に早期アクセス配信開始予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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