『あつまれどうぶつの森』ジューンブライドイベントにて、離島での「宅配・買取サービス」がこっそり追加されていた。意図された制限が浮き彫りに

 

あつまれ どうぶつの森』では、本日6月1日より季節イベント『ジューンブライド』が開催中だ。ジューンブライドでは、パニエルの撮影スタジオがある「パニーの島」にてアルパカ夫婦のリサとカイゾーの結婚記念写真を撮ることで、ウエディングをテーマとしたさまざまな限定アイテムを貰うことができる。そんな中、イベントに併せてこっそり追加された便利な機能がある。


その機能は、離島ツアーへの移動を担うドードー・エアラインズのパイロットであるロドリーに関するものだ。以前までのロドリーは、自身の島と他の離島への行き来、そしてスコップやつりざおなどの道具を100マイルで交換してくれる2つのサービスを受け持っていた。そして今回、ロドリーが受け持つ新たなサービスとして宅配・買取サービスがこっそり追加されている。

宅配サービスは、プレイヤーの手持ちアイテムをロドリーが預かり、すぐに自宅の収納まで送ってくれるというもの。一方の買取サービスは、手持ちのアイテムをその場で売却し、翌日の朝に代金を振込で受け取ることができる。どちらも離島訪問時にアイテム欄を整理できる便利なサービスだ。ただし本サービスを利用できる離島は、ジューンブライドの開催場所である「パニーの島」に限定されている。「マイルりょこうけん」を使って訪れることのできる離島では、本サービスは利用できないようだ。


離島ツアーで訪れることのできる島では自身の島には無い花や果物、鉄鉱石や高値で売れる珍しい魚など、自身の島に持ち帰りたいアイテムが多数存在することがある。離島の花や果物こそ有限だが、魚については時間の許す限り釣ることができるため、アイテム欄がいっぱいになるまで持ち帰りたいところ。本作をプレイしている方なら、一度は経験があるだろう。そんな状況下で宅配・買取サービスを利用することができれば、アイテムの数を気にすることなく離島の資源を持ち帰ることができる。

しかしながら、宅配・買取サービスを利用できるのはパニーの島のみと、イベント向けの機能として実装されたようだ。ロドニーとの会話には本サービス用の選択肢がしっかり設けられているため、少し手を加えることでパニーの島以外にも比較的容易に実装できそうなものだ。他の島では“あえて”選択肢を設けていないようにもみえる。

おそらくだが、本サービスが利用できる離島を限定して実装したのはゲームバランスを考慮してのことだろう。本作においては、アイテム増殖バグの修正や預金金利の引き下げなど、任天堂が意図しない稼ぎプレイについては迅速な対応がなされている。本サービスについても、ツアー対象となる離島に実装した場合にゲームバランスを著しく崩す稼ぎプレイが発生するとみて実装が見送られたのかもしれない。離島で売買まですることができれば、離島から帰らないプレイヤーが続出することは想像に難くない。


ちなみに、本日6月1日から6月30日まで開催されるジューンブライドでは、パニーの島にいるリサが話すテーマに沿って撮影スタジオを飾ることで、ウエディングがテーマの家具と、家具の交換に必要となる「あいのけっしょう」を貰う事ができる。撮影スタジオでは、カイゾーが作成したイベント用家具や自身の家に収納している家具などからテーマに沿った家具を選んで配置することで評価され、評価が高いほどあいのけっしょうが貰える数も増えるようだ。

なお評価については、ユニークなものも許容されているようで、トリッキーな切り口で評価点を稼ぐプレイヤーも見かけられる。自身のインテリアのセンスを最大限に発揮して期間内に多くのあいのけっしょうを集め、アイテム欄が溢れるほどの家具を交換してもらいたい。

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