人喰い部族の料理アクション『カンニバルクッキング』Nintendo Switch/Steamにて配信開始。観光客を狩り人肉料理を神に捧げる

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ベルギーのインディースタジオRocket Vultureは5月20日、料理アクションゲーム『カンニバルクッキング(Cannibal Cuisine)』を、PC(Steam)とNintendo Switch向けに配信した。価格はSteam版が1320円、Nintendo Switch版が1450円で、現在は25パーセントオフのローンチセール中。Steam版は5月28日まで990円、Nintendo Switch版は5月31日まで1087円で購入可能だ。

『カンニバルクッキング』は、観光地となっているとある島を舞台にした料理アクションゲームであり、ローカル・オンラインでの最大4人協力・対戦プレイに対応するパーティーゲームだ。この島に、フーチョーブーと呼ばれるお腹を空かせた神様があちこちに出現し、美味しい人肉を要求。人喰い部族の原住民たちは、このままでは自分たちが食べられてしまうため、この悲惨な状況から逃げ出すには、神様の機嫌を取らなければと考えた。すなわち、観光客を狩って料理にして捧げるのだ。

キャンペーンモードには、ジャングルや寺院、ビーチ、火山など、島の各地を巡る形で20種類以上のステージを収録。ステージでは、フーチョーブー神がさまざまな料理を指定してくるため、そのレシピをもとに食材を集めて調理する。料理は2種類の食材を組み合わせたものとなっており、たとえば「BANANA BRAIN」であればバナナと脳みそが必要。バナナのようなフルーツや野菜はステージ内の決まった場所に置かれており、そこで好きなだけ調達できる。そして脳みそだが、こちらは観光客に犠牲になってもらう。手にした武器で襲いかかりバラすのだ。ただし、どの部位の肉を入手できるかはランダムとなっているため、脳みそがドロップするまで殺り続ける必要がある。

調理は、ステージ内に設置されている焚き火にかけるだけ。2種類の食材を一緒に焼き、一定時間経つと完成するため、それをフーチョーブー神のところまで持っていくのだ。美味しく焼けた料理をフーチョーブー神に届けるたびにポイントが入り、制限時間内に合計ポイントが規定以上に達すると次のステージがアンロックされる。


観光客はステージを呑気に散策しているが、プレイヤーに襲われると反撃してくる。そしてダメージを受けて体力がゼロになるとリスポーン。先述したようにステージには制限時間があるためタイムロスとなってしまう。プレイヤーキャラクターは衣装や見た目をカスタマイズでき、また特殊能力をひとつ選択可能。観光客を一定時間スタンさせる「踏みつけ」や、体力を徐々に回復できるエリアを作る「トーテム」は、体力を維持するには有効だろう。ちなみに、入手した生の人肉を食べても体力を少し回復可能だ。

そのほか、焚き火に吹きかけて調理時間を短縮できる「火の息」や、落下するとリスポーンになる堀などのギャップを飛び超えられる「ダッシュ」といった特殊能力もある。協力プレイをする場合には、それぞれの役割を決めて選択すると良いだろう。また、ステージによって構成はさまざまであるものの、フーチョーブー神と焚き火、観光客、フルーツ・野菜はそれぞれ離れた場所にあり、上述した落下の危険も多い。手にした食材はほかのプレイヤーに渡すこともできるため、ある程度持ち場を決めて協力し合うのもひとつの手かもしれない。


本作には、迫ってくるトゲトゲ丸太から逃げるように足場を飛び越えていくアクションステージや、観光客やツアーボスとウェーブ制にて戦うアリーナステージなどもあり、料理以外のゲームプレイも楽しめる。また、各ステージには獲得ポイントをもとにした3段階の評価が存在し、さらに高い評価を目指すやり込み要素も用意されている。本作はソロでもプレイ可能だが、マルチプレイでは協力だけでなく対戦も可能となっており、多人数でワイワイ楽しめる作品となっている。

『カンニバルクッキング(Cannibal Cuisine)』は、PC(Steam)およびNintendo Switch向けに配信中だ。Steamでは体験版も配信されているため、興味のある方はまずはこちらを試してみると良いだろう。

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